造物主の掟」 は、ジェイムズ・P・ホーガンの作。

遥かな宇宙から 『自世界の繁栄を図る為に、工業物 (地下資源)  の自動採取を目的としてプログラムされた宇宙船を母船とするロボット集団』 が、地球を含む銀河に近い銀河系に辿り着いた。
そして、ロボット集団は、太陽系の木星の衛星に降りた。

それらは、『母星にてインプットされたプログラム』 に従って生産を開始した。
そのプログラムには、自動採取するに必要とされる全ての必要事項が含まれていた。
当然、『故障した場合の自己(ロボット) の補修・再生方法』 もインプットされていた。
そのプログラムは、上手く機能していた。
ロボット達は、プログラムに従い 『一定の法則をもって補修・再生』 されていた。

ある時、恒星爆発が起こった!  そして、ロボット達の母船は破壊された。
母船に記録されていた 『補修・再生』 に必要なプログラムは全て消滅した。
しかし、『存在を続けなければならない』 という最低限のプログラム (生存本能) は、ロボット単体の各々にインプットされていた。
『彼ら』 は、考えた!  そして、プログラムに従い行動した。
製造できなくなった補修部品は、『動作しなくなった他のロボット』 から部品を外して利用した。
利用可能な 『動作しなくなった他のロボット』 がいなくなった或る時、『動作している他のロボット』 の動作を停止してまで部品を略奪し、自分を補修するようになった。 (殺人の始まり)

こうしてロボット自身が自身達を補修することにより、一定のパターン化されたロボットは、パターン・タイプ別に集団生活をおくるようになる (部族のの始まり) 。 しかし、補修部品の相違により形態 (外見) ・思考 (プログラムの内容) に個性がでることとなる (個人意識の始まり)
そして、個性の差異から 『部族の中で補修を担当する(女性の始まり) 』 と、 『部族の外で略奪を担当する(男性の始まり) 』 の性別が発生することとなった。
更には、世代を重ねるごとに変異と淘汰を繰り返してしていく。(進化の始まり)

続作は、「造物主の選択」


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