侍が刀を携行する時代に、刀を所有できなかっな侍は模造品の刀を腰にしたと聞く。
いわゆる『竹光』だ。

刀を手放さなければならないほど経済的に困窮した者でも 侍と呼ばれる者は、形式としてでも刀を所有している様をしなければ、社会が 自身のプライドが許さなかったのだろうか。

時は変わり、現代。
竹光侍のようなサラリーマンが多い。

残暑厳しい今日この頃、背広を持ち歩く者がいる。
持ち歩くならば着用すれば良さそうなものを、さすがに着用すれば暑いのか。
暑い日にも背広着用を求める職業なら、涼しい背広を所持すれば良いだろう。

日本人の国民性は、行動するにあたり形式を整えたがるようだ。
また、腰に刀があるから侍、背広を着用しているから真面目なサラリーマンと、外見で判断する傾向がある。

郷に入らば郷に従え。

不要な竹光は捨てようじゃないか。