新幹線の開業に伴い並行在来線の経営を第三セクター鉄道に移管し、且つ運賃を値上げするという制度は不可思議である。

新幹線の停車する駅の近隣住民にとっては新幹線開業はメリットがあるかも知れない。

しかし、停車しない駅を利用していた住民の立場としては、頼みもしない新幹線開業により、愛用の電車がJRから第三セクター鉄道に移管され、尚且つ運賃が上がってしまうということだ。

また、新幹線停車駅の近隣住民としても、新幹線ばかりを利用するわけではない。
もしろ、並行在来線を利用する機会が多いだろう。

JR及び第三セクター鉄道運営者は、体の良い値上げをしているということだ。
利用者は、意識しないままに運賃の値上げをされているということだ。

東海道線等の利用率の高い路線は、現行システムであれば第三セクター鉄道に移管されるハズなのに、儲かるが由にJRの物である。

儲からないからと言って手放して良いということでは無いだろう。

北陸新幹線の場合

  • 高崎駅 - 横川駅間 JR東日本路線として存続
  • 横川駅 - 軽井沢駅間 廃止
  • 軽井沢駅 - 篠ノ井駅間 第三セクター(しなの鉄道)移管
  • 長野駅 - 直江津駅 - 金沢駅間 2014年度第三セクター鉄道会社に移管される予定
  • 金沢駅 - 敦賀駅間 2025年度頃第三セクター鉄道会社に移管される予定

北陸は新幹線が開業していない現在でも駅を中心として拓けた町並みでは無い。
並行在来線の第三セクター化により、電車利用者はますます自家用車を利用するようになるだろう。
駅は地域住民の為に在るのではなく、新幹線を利用した観光客の為のものになっていくだろう。

参考「WikiPedia:整備新幹線

日本国有鉄道は、日本全国どの地域であっても路線距離料金は均一であった。
それがJRとなり、第三セクターが経営主体となれば料金は勝手にきめられるということだ。

日本電信電話公社も同様の料金体系であった。
それがNTTとなり、NTT東西となった現在、乱立する通信業界の最中においても全国均一の料金体系である。

第三セクター鉄道を運営する会社は、大国であるJRから使い古しの電車とレールを払下げてもらい、ありがたく利用させていただく後進国というところか

鉄道事業者よ
これで良いのか