NHKスペシャルで、「巨大災害 MEGA DISASTER地球大変動の衝撃」 シリーズを見ている。
過日(9/21) は、「第4集 火山大噴火迫りくる地球規模の異変」 であった。
以前は、「MEGAQUAKEⅢ」 シリーズで 「巨大地震南海トラフ 見え始めた"予兆"」 といったタイトルを流した。

あのような内容を取材し、コンピューターグラフィックを駆使し、ドラマ仕立てにして、儂でも理解できるような内容に制作・編集する事は大変な経費を要しているのだろうと思えば、受信料で成り立っている企業の努力として感じ入る

しかし、制作から放送に至る長~い期間には、取材した内容が既に陳腐化していることであろうことは推察できる。
進歩を続けている世の中の科学技術は、もっと新しい事が判っているのだろう。 それは、置くことにしよう。

何よりも疑問を持つことは、NHKが報道する大災害の予告に関する責任の所在である。
あの番組を視聴していれば、大災害が発生するであろう未来に脅える。
大災害の内容が どんなものかも良く判る。 そんな事はどうでも良いのだが、発生メカニズムもナルホドと思う。
しかし、取材元としているのは海外の科学者や科学機関が多い。 日本では、某研究所や某大学が多い。
日本における災害に関する情報の総元締めは気象庁(国土交通省)である。
気候にしろ、地震にしろ、災害に関する情報の発信は、すべて気象庁が行う。
その気象庁が絡まないままでNHKが報道する事柄とは、日本政府としてはどのように位置づけるのであろうか。
大学教授と名が付けばありがたがる日本人に対して、NHKという公共放送を行う特殊法人が勝手に報道したに過ぎないと抗弁されても引き下がらざるを得まい。 あの番組内容を根拠に、防災措置を求めることはできない。
番組に登場する科学者や科学機関は、何らバックボーンとはならないし、日本政府は相手にしないだろう。

あれは、政府の広報では有り得ない。しかし、イザ災害となれば、それなりの告知を行っていたと言うのだろうか。
NHKスペシャルの視聴により、来たるべき未来が悲惨なものであることは判った。
しかし、悲惨な未来に対して政府は何か手を講じているのだろうか。
脅かされるだけでは堪らないと思いつつ、何となく眺めている儂である。

NHKスペシャルという番組の企画には素晴らしいものを覚えるが、こと未来の災害に掛かるタイトルでは、脅かすのに併せて希望に繋がりそうなことも混じえて欲しいものだ。

今週(9/28)のNHKスペシャルは、「老人漂流社会"老後破産"の現実」と題して
年金だけでは医療や介護さえ十分に受けられない“老後破産”の厳しい現実を密着ルポで描く
とのことだ。 これを見たら、老後を悲観して自殺してはイカンと思い、視聴を躊躇っている。
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  • 2014年4月現在、65歳以上の標準的な夫婦が受け取る国の年金は、2人合わせて月額22万9,000円。
  • 一方、高齢夫婦無職世帯の1カ月の支出額は月額27万円(2013年総務省「家計調査」)。
  • 国の年金だけでは4万1,000円/月、49万2,000/年の赤字。