以前ホームページを開設している頃、「方言辞典」 を作りかけたことがある。
秋田市から上京し、標準語なる言葉に触れるにつけ、秋田弁よりも鹿角弁のほうがユニークであり、これを収集したいと考えたからだ。

自分の乏しい知識の中から、思い出しては 「方言辞典」 を増やしていったのだが、期待したような賛同者は現れなかった。 そんな事を5年程も続けただろうか...巷にも同様の事を考える人が多いことを知った。
また、古い時代にも同様の事をされる先達がおり、図書としてまとめられていることを知った。
これをもって、儂の方言収集は頓挫した。

最近になり、改めて考える。
秋田弁と呼んでも、その中には多数の方言がある。 各家庭ごとに方言が違うと言っても過言では無い。
しかし、秋田弁の中にも標準秋田弁がある。
テレビ等のマスメディアを通じて日本の標準語らしき言葉の使い方が広まったとは言うものの、未だに地方別の標準語が存在している。 地方出身者は自分の言葉を日本の標準語を話していると思うようだが地方別の標準語である。 バラェティ番組等で地方出身の芸人の話は、それであろう。

当地石川県では、方言を用いることを推奨・推進しているようだ。 NHK金沢 アナウンサー
石川県に限らず、NHK名古屋のアナウンサーの読むニュースは日本の標準語では無い。 名古屋弁に近い。
2020年に東京オリンピックで日本を訊ねた外国人は、通訳次第で色々な日本語を覚えるのかと思えば愉快だ。

方言は地域性を保つ上でも、これからも残していきたい物のひとつだ。
しかし、医療機関で方言を用いられると困ってしまう。
余所者の患者は困窮の度合いを懸命に話すのだが、言葉の意味するところが伝わらないのだ。
ましてや当地のように、早とちりの早飲みこみ、独り合点の地域柄では誠に困る。

落語のそそっかしい大家ではないが、「よしわかった。 みなまで言うな。 俺にまかせろ」 ということで、とんでもない事態になってしまうんだね~
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