横浜の家には、トイレが1個 (1部屋) しか無かった。 家族4人で、1個のトイレを利用していた。

ある夏の日、当時80歳位だった親父がトイレに立て籠もってしまった。 1時間近く音沙汰なしの状態である。
心配すると共に、利用したい者が出始め、扉越しに状況を尋ねても返答が無い。
さすがに心配になり、扉を強行突破しようか(?!) という会話が聞こえたらしく、やっと返答が有った。
曰く、「糞切りが悪かった」 ということだった。 便秘気味だったらしい。
汗まみれになって やっと現した姿を見て、安堵するやら、バカバカしいやらで、大笑いしたものだ。

その後、肺炎で入院した際の検査で、親父の大腸は日本人の平均よりも長い事を知らされた。
儂も遺伝したのか(?) 知らないが、便秘体質である。
若い頃には気付かなかったが、60歳を過ぎた頃から親父に似た体質なのかも知れないと思うようになった。
鎌倉からの通勤電車(JR横須賀線) では、トイレ付きの車両を愛用した。 なんとなく安心できたからだ。

大宮で単身生活を送った頃の通勤電車(JR京浜東北線) には、トイレ付きの車両が無かった。
その為、綺麗なトイレを利用できる気の利いた駅を探した。
新しい駅(ex.赤羽駅) のトイレは綺麗だが、利用者が多い事を知った。 朝の通勤時間には10人以上が列をなす。
蕨駅などの比較的古い駅ですら、3人程度は並ぶ状態である事を知った。

電車でも駅でも、のんびりと仕事をしていたら、空くのを待つ人達に叱られるような状態には違いが無い。
「出物、腫れ物、ところ嫌わず」 とは、よく言ったものである。 えっ、意味が違うってか

2人っきりの我が家ではトイレが2部屋有るので、それぞれのトイレを のんびりと利用している。
親父と同様に 「糞切りが悪い」 ことがあっても、強行突破されることは無い