以前、「混浴露天風呂連続殺人」 というテレビドラマがあった。

1982年から2007年まで放送された刑事ドラマシリーズで、主演は 古谷一行氏と 木の実ナナ氏。
刑事ドラマとは言いながら大した推理力を働かせなくても犯人は見えるし、露天風呂の入浴シーンでは女性が乳房を一切隠さず登場するということで、良い暇つぶし番組であった。

最近では、温泉レポーターとなる女性をはじめ、ニュースを担当する女性アナウンサーや大物女優までもがバスタオルを巻き付けた不様な格好で入浴シーンの御披露目をしてくれる。
今になって思えば、「混浴露天風呂連続殺人」 こそがテレビで裸身をさらけ出すようになったキッカケ番組ではないだろうか。

日本文化の歴史では、混浴は当然といえば当然である。
あるべきところに あるべきものが付いているのに、何を恥じることがあるものか。
男女を問わずに恥ずかしがるのであれば理解できなくもないが、混浴となれば恥ずかしがるのは どのような思考だろうか。 ジロジロと見られるかも知れない事に対する防御なのだろうか。
ビキニの水着姿のほうが、よほど恥ずかしいのでは...と思うのは団塊世代の考えすぎだろうか。

いずれにしても、最近の温泉番組でペロペロと裸になるのは、「混浴露天風呂連続殺人」 の置き土産だろう。
とは言いながら、あの番組内で 木の実ナナ氏は裸身になることは無かった。
混浴する事とは別の次元で、たしなみの有る女性が公共の電波上で裸身をさらすことは恥とされていた時代だ。
その意味で、最近の女性は節操が無い。 バスタオルを巻いてまで入浴シーンを見せるほどの裸体でもあるまい。

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源泉掛け流しというが
~跋文~
片仮名のトの字に一の引きようで上になったり下になったり