鹿児島出張記 (1) に続く
案内された宿は、鹿児島の民放デレビ局に近い場所にある当社の保養所であった。 

夕食時に東京弁で話しているのを聞きつけ、やはり東京から出張していた者が話しかけてきた。
聞けば我輩と同日に鹿児島に到着したのだが、各地の観光をさせてもらっていた我輩と違い、まじめに鹿児島支店の事務所で仕事をしていたらしい。
その為、宿の先輩ということになった。 後日になって歳を明かしあったところ、人生も先輩であることが判ったが、酒量で勝った我輩が親分ということになった。

翌日の土曜は路面電車に乗り、「鹿児島に来たならば、ここだろう」 と考えていた天文館に行ってみた。
当時流行のキャバレーが、なんと昼間から営業しており、客引きのオッチャンがやたらと声を掛けてくる。
「こんな時間からキャバレーでもあるまい」 と思いつつ、さりとて居酒屋に入るのも芸が無い...ということで、近所の城山に行ってみようと思った。
途中の道すがら、土産物を買おうと思い立ち 「薩摩揚げ」 の看板を探しても無い。 
すれちがった土地の人に尋ねたら、鹿児島では 「つけ揚げ」 と呼ぶとのこと。 その看板なら、アチコチに有った。 ついでにお奨めの店を伺ったところ、「つけ揚げ」 を作っている所を紹介して下さった。
早速その店に向い、奨められるままに揚げたて「つけ揚げ」を試食したところ、まっこと美味い。
焼酎まで出され、しかっかりと試食を堪能した我輩は、予定していた観光を取り止めて宿に帰り、お昼寝と相成った。

明けて日曜、宿で飲む焼酎に飽き足らず、以前から先輩が行きたかったという 近くの鮮魚を出す飲み屋に行く。
新鮮な魚で飲むうちに、すっかり店主と仲良くなり、一見は参加できないという 「釣り友の会」 に入会した。
おかげで、鹿児島滞在中2度、無料でツーリングを楽しむことができた。

翌週は 過日の現場視察結果を取りまとめる為、鹿児島支店の事務所で まじめに仕事をした。
宿の庭に ゴーヤー が植えられているのを発見し、調理場に話して 「ゴーヤーを刻んで、刻んだ削り節を掛けた物」 を丼に貰い焼酎のツマミにした。
「こんな物で良いなら」 ということで 毎日作ってもらえることになり、宿に泊まった日は毎夕食に丼に一杯出してもらった。
ゴーヤーをツマミに宿で飲み、たまには友の会の鮮魚居酒屋に顔を出す生活を送りながら、それでも仕事は真面目にやったらしい。
お奨めスポット
  • デパート「山形屋」の最上階(7階)に在る大食堂の窓から、桜島を眺めながら長崎皿うどん風の固焼きそばをツマミにビールを飲む。
  • 名山堀飲食街は、下町の長屋風で、懐かしい飲み屋街。
2週目の週末に完成品を納入したところ、「予定していた、支援していただきたい業務」 は以上です...ということで、3週目は種子島、4週目は奄美大島に現地視察 (観光) ということになった。

船で行く種子島には、台風が接近した為2泊した。
奄美大島には飛行機で行かなければならず渋っていたところ 随行者が気配りしてくれ、行ったフリして実は随行者宅に1泊しブラリ観光となった。 JAZZ好きの人で、1部屋を潰して音響装置があった。
その他の空き日については、運転手付きで鹿児島県内の観光ということになり、指宿やら色々と連れて行かれたが二日酔い状態の為、どこに行ったのか(?)は記憶に無い。
種子島や指宿の浜で泳いだな~~と、ウスラ思い出す程度か...
勉強になったこと
  • 明治時代の警官が威張る様子として用いられる言葉..「おい」、「こら」、「ビンタ」 の言葉は、鹿児島弁が標準語になったものだそうだ。  確かに警視庁勤めには鹿児島出身者が多いな~
  • ナンコ遊び」 は、誘われても やらないこと。 殺されるヨ
曽木の滝は、一見の価値あり。 桜島フェリー船内の立ち食い饂飩が美味い。


高千穂峡に行けなかったことが残念。

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