1968年(S43)に就職して東京に行って以来、京浜急行(京急) は通勤の足であった。
当時は 「谷津坂(やつざか)」と称していた駅から乗車したが、 その駅名は谷地を連想する為か(?)半年と経たない内に「能見台(のうけんだい)」 と改称された。就職した頃は、京急で品川に出て、都営地下鉄1号線(浅草線)の泉岳寺駅まで歩いて乗り継ぎ、SW人形町駅まで通勤していた。
SW人形町駅からは都電で新大橋に行くのだ。
しかし2ケ月程で京急と地下鉄浅草線が相互乗り入れを始めた為、乗り換えることなく人形町まで直通となった。
以来は、いたって便利に都心までの直通運転を謳歌できることになり、鎌倉市大船に転居し、JRを利用するようになるまでは京急を利用しての通勤を送ってきた。


昔の京急では酒を飲めた。 京急の路線では勿論の事、相互乗り入れしている地下鉄の中でも煙草も吸えた。
しかし、時代の趨勢の中で、煙草は無論の事、飲酒する者の姿も消えていった。
それが、2000年頃になって、京急に「品川 ⇒ 上大岡 」間をノンストップで走る電車ができた。
当時は、能見台駅から金沢文庫駅に乗降する駅を変更していた俺には、大変好都合な電車であった。

品川駅直近の馴染みの居酒屋で軽く飲んだ後に、缶ビールを車内に持ち込み、車窓を眺めながらの楽しい時間は有意義であった。 居眠りしてしまっても、一駅手前で乗降する物音で目覚めるので乗り越す心配が無い。

日本海側の鈍色の空の下で、通勤とは無縁になった今、太平洋側のすっ飛んだような青空が懐かしい。
 【KEIKYU WEB】京急電鉄オフィシャルサイト

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