明日は 「夏の土用の丑の日」 ということで、全国のウナギ屋に行列を作る人達をマスコミが報じるのだろう。
安倍政権から報道規制されているかのごときマスコミにしてみれば、大っぴらに扱えるネタだろう。

参議院が始まる迄は、戦争法案を取り上げても国民の反応が薄いだろうし、政権に睨まれてまで述べる社説も有るまい。 与野党の戦略が定まり参議院が始まってから、コウモリのごとく告げ口をして回るのが精いっぱいだろう。
新・国立競技場に関するネタについても、今以上は掘り出せないだろう。
森喜朗氏がアチャコチャで能書きしている事が報道されるが、いずれも自己弁護にしか聞こえない。
森氏を報ずる際には「森 元総理」としての紹介だが、いつまでも昔の肩書ではあるまい。 「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長」とか、「日本ラグビーフットボール協会名誉会長」と述べるべきだ。
その発言たるや、正に交通取り締まりに遭遇した大阪のオバチャンの台詞だ。 いわく、「もっと悪い奴がいるのに、なぜ俺だけ取り締まるのか」。 1年間でも総理大臣を務めれば、あの始末だ。
『水戸黄門漫遊記』ではあるまいし、いい加減にして引っ込めばよいだろう。 あれも、影の実力者が悪を正すという事に憧れる日本人の国民性なのだろうか。 過去の権力がゾンビのごとくウロウロするのは良くない。
安倍総理は 「責任の所在を明確化しない」 的な発言をしているから、今に至る迄の時系列を整理することは難しいのだろう。 時系列を掌握したところで、マスコミが報道する事は政権からの圧力でできないだろう。
これまた、参議院が始まってから、野党のツッコミを報じる事に甘んじるという状況と推察される。
野党も参議院で競技場問題の質疑に時間を掛けたところで、今更になって消えた59億円が戻る訳でもあるまい。
2520億円という、他国の競技場建設費用に比べて1桁多いことの疑問さえ解明できれば、上出来とするべきだ。
ゼロからスタートするとした安倍総理だが、ゼロから再開した結果、元の木阿弥になってしまうのかも知れない。
そんな事よりも、やはり戦争法案の審議に時間を掛けて欲しい。

政治絡みでは参議院が始まらなければ報道のネタが無いところにきて、国際的な問題もギリシャやエボラは食傷気味となっている。 他にも報ずるべき国際情報は有るのだが、なぜか流されることは無い。
マスコミが好んで報ずる可哀想な事件も少ないようだ。


そんなネタ切れ状態の中、毎年恒例の 「夏の土用の丑の日」 風景は、安直な平和を伝える情報として扱える。
それでも、国産ウナギが消えてナマズ等の代用品がどうした..という話題で、放送時間枠を拡げたがる。
お笑い芸人とやらや、出たがりの一般人を集めて、各マスコミが持ち回りで同じネタでバラエティ番組作りをしている事を考えれば、日本の風物詩的な内容を報ずる事に目くじら立てることも無いだろうと言われそうだが..

ビタミンが欠乏し肉が高価であった昔ならば兎も角、サブリメントを飲みながら牛丼を食い、メタボを心配している人の多い現在に、「夏の土用の丑の日」 だからと言ってウナギを食う事に固執することは無いだろう。
その風習が始まったとされる江戸時代のように、「女房を質屋に入れてでも初ガツオを食べる」 といった気概も無い者が、なぜか 「夏の土用の丑の日」 のウナギに拘る姿は、不思議以外の何でもない。
ウナギが好きで食べたければ、その日に拘らずとも、いつでも食えるのに....
増してや、価格が高騰したことを嘆くような者が食うことは無い。 その日にウナギを食うのは、見得だろう。
ちなみに今年は 「夏の土用の丑の日」 が2度ある。 8月5日が二の丑だから、存分に食ってくれ


「年越し蕎麦」 と、「夏の土用の丑の日のウナギ」 は、日本人の代表的な風習として、これからもマスコミに取り上げられ続けるのだろうか。 戦後元禄の今、ポリシーを持ったマスコミの姿勢が問われるのではないだろうか。

NHKは、報道しなければならない事が有ってもソッチ除けで、政権の擁護報道。
民放は、ネタが無くなれば、ゴミ屋敷報道。

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