毎日、大酒を飲みまくっていた頃だった。
二十代・三十代の頃に比べれば、だいぶ酒量が落ちたものの、1晩に日本酒1升は飲んでいた。
ウィスキーならば1本半、焼酎でも1升程度は飲んでいたのだろう。

夜は飲んだくれて、昼は酔いを覚ます生活の繰り返しで、それでも賃金を頂戴できたのだから、気楽な稼業だった。
出張などに出かければ、仕事に行ったのか(?) 酒を飲みに行ったのか、我ながら疑問を覚えていた。
それでも仕事をしているフリさえしていれば良く、日々酒臭い顔をしては家を出ていた。

JR品川の本拠事務所からJR田端の事務所に出かけていた頃があった。
コンピュータのマシン室が在り、全国の中枢ポイントとして各地のコンピュータを統括する為の重要なポイントだった。
中央マシン室と呼べば如何にも恰好良いが、所詮はコンピュータの為の部屋である。
やたらコンピュータが並ぶ室内の片隅に、万一の故障に備えて人間が滞在していた。
平常時には殊更何もすることが無い為、暇つぶしにCAD等で遊んでいればOKという仕事である。
本来はコンピュータの為に作られた部屋であり、室内温度は20℃程度に設定されていた。
二日酔いの俺にとっては、誠に快適な環境と言うべきだろう。
というわけで、酔い覚ましに出向き、常駐者を本拠に戻して俺が代行する事があった。

あれは厄年だったと記憶する。
かなりの二日酔いとなった或る日、いつものようにマシン室に出かけ、涼しさを満喫していた。
その日は躰の火照りが抜けず、特に肩凝りがひどいように思っていた。 その感じは時間とともにひどくなった。
それまでのように昼飯でも食べれば直るだろうと思い、昼食に出かけたのだが、フラフラする感じであった。
それまで経験した事の無い体感に不安を覚え、マシン室とフロア違いの一般事務室の知人に頼んで病院に連れて行ってもらうことにした。 その間にも肩凝り感が増す一方であり、頭が霞む感じでボンヤリとしていた。

地域の総合病院で内科に飛び込み、下された診断は高血圧であった。 上が260程度はあった記憶である。
しばらく降圧の為に点滴を受け、2時間ほど休まされた後、帰宅して安静にするようにとのことであった。
1週間ほど会社を休み、安静に努めた結果、血圧が140程に下がることができた。


あの経験は躰が覚えているようで、未だに "幻の病" なるものの要因になっているようだ。
退職し自宅にいるようになってからは、涼しさ大好きの女将に付き合って夏場はエアコンのお世話になっているのだが、ふと寒さを感じるとあの時の出来事を思い出すことがある。
ノートパソコンに向かう俯き加減の姿勢はよろしくないと考える由縁でもある。

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Tokunoshimatown さんのチャンネル YouTubeより