10年ほど以前から 「フラット35」 等の名称の長期固定金利住宅ローンが提供されている。
「フラット20」 というローン返済期間(?)20年間のものもあるが....
「フラット35」は1代でのローン返済が前提である、「フラット50」は親子2代に渡るローン返済も考慮されたもの、との宣伝である。

定年退職の年齢が高くなったといっても65歳である。 「35年でローン返済を完了する」 ということは、30歳で自宅建築を決めるということだ。 結婚年齢が高くなっている現代では、ハードルが高いのではないだろうか??!!
「30歳で自宅建築を決める」 時に二世が誕生する者であれば退職時には二世が社会人となる年代だから2人で返済もできるし、自分の退職金を当て込んで一括返済する手段もあろう。
しかし、実態としては35歳で自宅建築を決められれば、上出来なのではないだろうか!?
要するに、「フラット35」・「フラット50」共に、親子2代に渡るローン返済になる可能性が高いということだ。

「親子2代に渡るローン返済」 を組むのであれば、二所帯住宅を睨んだ家作りをする必要があるのだろう。
土地も、それなりに安全な場所を選ばなければならないだろう。
しかし、天変地異ばかりでなく、放射能汚染まで考えた安全な場所選びは難しい。
「親子2代に渡る返済」でローンを組んでも、二世にソッポを向かれたら ハイそれまでよ~ 

「長期ローン」を組むということは 考慮するべきことが多いものだと、質屋の経験しか無いおいらは改めて考えさせられる。
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明治時代迄のように世襲制で歴代の家を継ぐのであれば、築百年以上の家屋はあったりまえに存在したが、分家も許されない次男・三男等が家作りを目論める現代では それなりの工夫が必要ということか。
部屋住み制度の武士社会はいうに及ばず、百姓や漁師の家でも 本家の跡取り息子以外の子供は 小作人同様の扱いだったと聞く。

それらの次男・三男達や 小作人達が 兵士やサラリーマンになり、産れ故郷以外の土地で成功することで その新天地に家を設けるようになったのだろう。
そのおかげで、日本中に核家族の家が乱立している。 山にも埋立地にも小さな家が立ち並ぶ。
60歳代過ぎの年代の者が建てた小さな家は、継ぐ者もいないままに朽ち果てる。 
残るのは、壊された山河。 雪害で孤立化した人々