某ブログで「宝くじで1億円当選」という目出度い記事を拝読し、税金対策のコメントを書いたが、どうやらエイプリルフールらしい。 その事の真偽はさておき、相続税について考えてみた。

人が死ねば相続(遺産相続) が発生し、相続税が物議のネタになる。
他方、死ぬ前に遺産相続分を贈れば贈与税の対象になる。 お上は、下々から吸い上げる手段は万端抜かり無い。

話を簡単にする為、金銭(現金・預貯蓄) として3千万円、不動産(土地・建物等) として2千万円を所有する夫婦を想定しよう。
この金銭と不動産の名義人である夫が死亡した場合、5千万円が相続税の対象となる。
妻以外に相続人がいない場合、(税法に基づく計算の結果、相続税が確定するが)  かろうじて課税されないギリギリというラインになるのだろう。
この財産以外に、生命保険金や有価証券、自動車・家財・書画骨董等が有ったら相続税の対象となる。
見逃しやすい物として、ゴルフ会員権や電話債券がある。
これらの予想外の物の価格を合わせて、1円でも納税対象金額を上回れば税務署に喜ばれることになる。
想定外の物が現れて、納税対象金額ランクに達してしまうことはよくあることだろう。

税務署に喜ばれないようにする為には、夫だけに偏った預貯蓄・不動産の持ち方を改めるべきであろう。
不動産は夫婦それぞれの共同名義で購入し、預貯蓄は各々で通帳を持ち折半で貯金することだ。

団塊世代の夫婦は夫名義で貯金口座を持つ者が多いだろうが、夫死亡時の遺産相続を考えれば、妻にとっては得策とは言えない。 子供にならともかく、三親等にまで分配されるんだよ。
思い当たる人は、妻名義の貯金口座を作り、生前贈与でも課税されない110万円を夫口座から妻口座に移すことを始めよう。 それが、散々迷惑を掛けた愛する妻への、せめてもの御礼というものだ。
現在の贈与税の基礎控除は年間110万円である。その金額までの贈与なら、課税されない。
10年続ければ、1,100万円が課税されること無く、妻の取り分として残る勘定。

また、冒頭話題の 宝くじが当たったら夫婦で共同購入した当選金として 夫婦別々に受け取ろう。
受け取り時点で、当選金の所有者が決定する。 全額を夫名義で受け取れば、遺産相続の対象として課税される。

なお、上記については、税制等の変化があるので、細かいことは抜きにしたアバウト論である。