能登半島中部にある中能登町に、平成26年4月17日 能登半島で15か所目、石川県全体で23か所目の道の駅『織姫の里なかのと』がオープンした。 素適なことだ。
能登半島内の交通機関として以前は国鉄が運行されていたが、現在では穴水駅を終点としてのと鉄道七尾線が運行されているだけで、あとは道路に頼るしかない。

JR等の鉄道駅が有る地域であれば その駅を中心とした街が形成されるだろうが、鉄道駅の無い地域においては『道の駅』・『海の駅』が地域の溜まり場として極めて有効であろう。
WikiPedia:道の駅より抜粋引用
道の駅は、国土交通省により登録された、休憩施設と地域振興施設が一体となった道路施設。
道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持つ。2014年4月4日付で、全国に1,030箇所登録されている。
首都圏では、駅ナカと称する商業スペースを併設した鉄道駅が増加している。
昔は立ち食い蕎麦屋とキヨスク程度しか設置されていなかった鉄道駅だが、今では駅ナカで殆どの用件が足りる。
目的地に向かう途中で通過していた鉄道駅が、駅ナカを目的地として出かけることも少なくないだろう。
少なくとも通勤族は、通勤途中の駅ナカで殆どの用件が足りる。

しかし、石川県内の殆どの市町村では鉄道駅を中心とした街形成がなされていない。 
自家用車を利用する為に鉄道を利用する人達が少ないせいなのかも知れない。
鉄道駅は有っても無きがごとしである。 もちろん、「地域の連携機能」 なぞは無い。
街の機能としては無関係な場所に置かれた鉄道駅の周辺には飲食店や店舗は無く、列車を利用する人達が乗下車するだけの目的で集う。 無論のこと、駅ナカなぞは無い。待合室が有れば上出来という状態だ。

その意味で、『道の駅』が多数 (石川県内の半数以上) 設置されている能登半島は恵まれているとも言えるだろう。 規模は違えど、駅ナカとしての機能も果たしている。

石川県では来年春に開通する北陸新幹線に浮かれているが、JR金沢駅で下車した途端、その先は観光バス利用では悲しいだろう。 新幹線で金沢まで来なくても、東京からツアーバスで来て 観光もそのバスで周ったほうが手っ取り早いだろう。 新幹線が開通しようとも、観光客の利便性には大差が無く、ビジネス客が重宝するだけだろう。
観光を目的にして石川県を訪れる者にとって新幹線は、費用が上がる要因となるだけで他にメリットは薄いだろう。 また、能登半島への観光ルートを設けない限り石川県の観光資源は少ないのでは。

石川県では北陸新幹線開通に向けて、在来JRを第三セクター化する方針で既に計画が動き出している。
しかし、鉄道路線を残したところで鉄道駅が魅力的に変身できなければ、鉄道利用者は減少の一途であろうし、首都圏からの観光客にとっては、何もない鉄道駅を見て 『なんだ、この駅は!?』 ということになるだろう。
首都圏の者の感覚としては、『駅に行けば なんとかなる』 である。 
石川県では、鉄道駅に行っても客待ちタクシーしか無い。 この状態は、石川県だけに限らず、北陸3県に共通しているようだ。

鉄道駅を中心とした街作りを熱望したい。

関連過去記事