日本での葬儀に関する取り仕切りは、墓地、埋葬等に関する法律(墓埋法)で定められている。
火葬にしろとか、骨は墓に入れろといった事は、墓埋法で定められている事を庶民は実行しているに過ぎない。
ところが最近では、“埋葬する”などの本来は信仰や宗教に根差しているハズの行いが、法律を守る事に終始しているような、本末転倒している現象が見受けられるようになってきた。

大規模な自然災害が発生した場合でも、日本人は火葬して骨を墓に入れる事を望んでいる。

何にもまして、骨を探すことに執念があるようだ。 宗教の違いによっては、鳥葬として骨の残らない葬儀もあり、火葬するなどということは死者に対する冒とくとする宗教もある。

海難事故の場合には、『浦終い』される場合がある。
WikiPedia:浦終いより抜粋引用
浦終い(うらじまい)とは、日本の海難事故に際して行われる伝統的な儀式や事後処理の慣習。
浦仕舞とも記す。由来は江戸時代、廻船が海難にあった場合の処置である。
ここでは“江戸時代”とされているが、最近でも2008年の海上自衛隊所属のイージス艦と漁船とが衝突して発生した海難事故は「浦終い」であろう。
「浦終い」を簡潔に言えば、『莫大な費用の掛かる海難事故の捜索は、一定の期間を定めて行い、以降は捜索を打ち切る』ということだ。 なお、 『浦終い』は『水葬』とは異なる。

最近の大規模な自然災害では、未だに捜索が行われている。浦終いが必要なのは海難事故ばかりではあるまい。
近いうちには、人口の多い首都圏太平洋側での大規模な自然災害の発生が予想されている。
それについても、墓埋法に基づいた葬儀の仕方をもとめるのだろうか。 来るであろう事態に備えて、墓埋法の改定を行うとともに、葬祭に関する国民の考え方を変えはじめる時期なのではないだろうか。
魂が存在しているにしても、骨に宿っているとは考えられない。
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千の風になって
私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません
墓の前で泣くのならまだしも、死んだとされる場所でいつまでも泣いていると、死者が地縛霊になるだろう。

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