明日(2016/09/19)は、日本の国民の祝日の一つである“敬老の日”也。
国民の祝日に関する法律に定められ、『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。』日である。
世の中の高齢者は、自分は“祝ってもらえる対象者”と思っているだろうが、“社会につくしてきた”のか考えたい。
国連が定める国際的な“国際高齢者デー”は毎年10月1日也。 日本の“敬老の日”はハッピーマンデー制度により所謂“シルバーウィーク”(9月の大型連休)を作るために「9月の第3月曜日」とされ変動する。
毎年9月15日は、2001年(S13)に改定の老人福祉法第5条により“老人の日”、同日より21日迄が“老人週間”也
【老人福祉法】
第四条  国及び地方公共団体は、老人の福祉を増進する責務を有する。
第五条  国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促すため、老人の日及び老人週間を設ける。

“敬老の日”の意義を考えながら後日に続く“秋分の日”の意義『祖先を敬い、なくなった人々をしのぶ』を思えば、苦笑いが出てしまうね。

 儒教の教えが華やかであった時代であれば兎も角、最近の年寄りが大事にされているフリをしてもらえるのは“敬老の日”の明日だけであろう。 東洋経済オンラインの以下記事から無断転用すれば
日中や深夜にテレビをつけると、高齢者向けの健康情報番組が氾濫し、「飲んではいけない薬」「やってはいけない手術」といった医療特集記事が週刊誌の誌面をにぎわせている。毎週のように特集が組まれているところをみると、そうした週刊誌の売れ行きは好調なのだろう。いかにも世界一の高齢社会ニッポンを象徴するような光景である。
「老人に押し潰される」日本の医療に迫る危機 | 東洋経済オンライン
と、誠に耳の痛いことだ。 しかし、これが老人国日本の現実の課題ということだ。世界が注目している。
東洋経済オンライン記事から無断転用
政府は健康寿命の延伸に躍起になっているが、現状では「不健康寿命」(平均寿命と健康寿命の差)は10年程度あり、しかも平均寿命が延びるとともに不健康寿命も長くなっている。
すなわち、健康寿命を平均寿命へと伸ばしている『過剰医療やモルモット治療』との隔絶が必要なのだろう。
簡単に言えば、薬も医者通いも止めてしまうということだ。

世の中には“認知症になって、入居する老人ホーム”を心配している人が多いが、他人に迷惑を掛けずに死にたい。
互いに理解能力を失ない“互いが認知症であることを理解できない”、経済力も無い老夫婦が、民生委員の手助けで自宅を売却した資金と生活補助金で老人支援施設に収容され、自分の置かれている境遇すら理解することなく旅立つという構図が増えるだろう。最近では、「認知症になる」ことをやたらと気にかけるという“老人性うつ病”というものがあるという。 認知症になることもなく、ポックリ逝けるように不健康な生活も工夫の一つ也。
都会で暮らす老人は、入居する場所も無ければ、やっと見つけても入居できる経済的な余裕があるまい。尤も、関東大震災の死者と同様に、まとめて無縁墓地に埋葬されるという算段が高いというべきか。

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【NHKスペシャル】 私たちのこれから Our Future|NHK 09/19のテーマは【健康格差】
「在宅死」の割合 医療充実度で大きな地域格差を生む│NEWSポストセブン
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と、大上段に構えて踏み込みたいところだが、所詮俺は死の影に怯えながら細々と年金生活を送る爺である。
誰も言わない怖い怖い」では、大きな病気での死に方を知った。
間質性肺炎の俺としては、結核無熱肺炎に起因する窒息での死に方というものも知りたい予備知識である。
最近は芸人の志村けん氏が肺炎で入院しており、肺炎での死は他人事とは思えない。とは言うものの、俺が間質性肺炎になった原因は2014/12/16に行った肺炎球菌ワクチン接種であると信じて疑わないがね。

親父は2回も肺炎で入院した。 総入れ歯の俺は、就寝時に口を開けて寝ているらしく喉が乾いて目が覚める事が多くなった。 心不全にせよ、脳溢血にせよ、当該器官が酸素欠乏になることが主な死亡原因らしい。
呼吸器管の不具合ということは、直接的な死亡原因ということになるのだろう。
俺が通院している病院の糖尿病内科の医師は「おまえが死んだら、死亡原因は“間質性肺炎”と書く」と言う。

しかし、“潜水士”国家資格と“スクーバダイビング”のインストラクター資格を持つ俺は、息継ぎが長いんだね~
深度30m素潜りして1分間は滞在できるから、地上ならば10分近くは無呼吸でいられる。 長く苦しむね~

-【追記】2016/09/21-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

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「がん」「脳卒中」「心疾患」などによる死の中には、苦しみや痛みを伴うものもあれば、比較的「ポックリ」と死ねるものも存在する。一方で、様々な「死に方」の中で、どれが一番辛いかを見極めるのは難しい。

 そこで今回、本誌は名医に取材を敢行。患者の傍らで数多くの死を見届けてきた彼らに「もし自分ならこの病気で死ぬことだけは避けたい」というものを挙げ てもらった。「長く苦しむ」死に方として、米山公啓医師(神経内科)は腹水が溜まり、尿も出せず、血を吐いて死に至る肝硬変を挙げた。

「末期になると食道静脈瘤が破裂して1リットルぐらい血を吐き、放置すれば失血死する。黄疸で体が黄ばみ、衰弱して痩せ衰えた体は全身至るところをチューブにつながれる。肝臓機能がやられ、最後は多臓器不全でやせ衰え、死に至ります」

 秋津医院の秋津壽男院長(内科)は食道がんが嫌だという。

「食道がんは唾すら飲み込めなくなる。そのままでは生活できないため手術が必要ですが、術後は縫合部分が炎症を起こさないように機械で唾を吸引しないとい けない。これがかなり不快なのです。唾を飲み込めるようになっても傷口に障って、また別の不快感が伴う。生き地獄ですよ」

 最終的には呼吸器系の合併症を伴い、呼吸ができず亡くなることが多い。

 近年の緩和ケアはひと昔前に比べ格段に進歩しているが、呼吸器系の病気の苦しさはどんな薬剤を使っても取り除けない。「苦しさなら肺気腫などの総称である慢性閉塞性肺疾患でしょうね」と話すのは国際医療福祉大大学院教授の武藤正樹医師(外科)だ。

「気づいた段階では症状がかなり進行していることが多いため、ある日突然、呼吸ができなくなるというケースが多い。肺に水が溜まってしまうため人工呼吸器も使えず、呻くことさえできずに亡くなります」

 一色高明・上尾中央総合病院心臓血管センター特任副院長(循環器)も同意見。

「慢性閉塞性肺疾患は治りません。酸素ボンベをがらがら引っ張りながら少し歩いては『ゼエゼエ、ハアハア』と背中を丸める患者さんの姿を見ると相当苦しそうです。息苦しさを長い期間患った挙げ句に亡くなるので、最も辛い死に方のひとつだと考えます」

※週刊ポスト2016年9月30日号
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 長らく日本人の3大死因といわれてきたのが「がん」「心臓病」「脳卒中」だが、近年そこに割って入ってきたのが「肺炎」だ。厚生労働省が9月8日に公表 した2015年の人口動態統計(確定数)によれば、肺炎は日本人の死因の第3位に入っている。年間約12万人が亡くなり、死亡総数の9.4%にあたる。

 肺炎は、昭和初期まで日本人の死因第1位だった。

「その後、抗生剤の普及によって肺炎死は激減しましたが、日本の高齢化と歩調を合わせるように、再び増加傾向に転じました」(医療法人社団「こころとからだの元氣プラザ」名誉所長で内科医の高築勝義氏)

 専門家の間で、そうした肺炎死の増加と密接な関係があるとみられているのが「認知症」である。

 日本では、予備群も含めた認知症患者は800万人以上とされるが、臨床現場では認知機能の低下によって誤嚥リスクが上がるとみられている。秋津医院の秋津壽男院長はこういう。

「認知症の人はどうしても、自分できちんと歯が磨けなくなったり、食べたものを飲み込まず口の中に残してしまったり、口腔環境が不潔になりがちです。口腔ケアをできないと、誤嚥によって細菌が肺に入り込む可能性は高くなる。

 そうした背景は、なかなか統計には表われにくい。認知症の人が誤嚥し、肺炎になって亡くなった場合でも、死亡診断書の死因には『肺炎』としか書かないケースがほとんどですから」

 さらに、肺炎死の増加には医療の進化によって“他の病気で死ねなくなった”という側面もある。

「長生きすればするほどかかりやすくなる病気です。脳梗塞になっても、がんが見つかっても医療の進歩ですぐには亡くならないようになりました。肺炎死はそ れと引き換えに増えているといっていいでしょう。たとえば、がん患者の場合、抗がん剤で免疫力が低下していると肺炎になりやすくなる」(同前)

 つまりはこの国でますます増えていく「死に方」といえる。では、どんな最期になるのか。

 肺の炎症は、広範囲になるにしたがって、体に酸素が取り入れられなくなるところに特徴があり、その苦しみは想像以上のものだという。“咳が出て息苦しい”というイメージからすれば、「喘息」と「肺炎」は似ているように思えるが、専門家によれば大きく違う。

「喘息の苦しさは、気管が細くなって肺の奥まで空気が届かないことによるもの。だから必死で深呼吸すれば少しは和らげられる。一方の肺炎は、酸素を取り入 れる肺胞(※気管支の末端に位置する組織で、二酸化炭素と酸素の交換を担う)のはたらきそのものが低下しているので、いくら一生懸命に息を吸っても苦しい ままなのです」(前出・秋津氏)

 看取りケアの現場では「3大疾病よりも苦しい亡くなり方」ともいわれる。

「酸素が取り込めないわけですから、首を絞め続けられている、あるいはずっと水の中で溺れかけているのと同じで、とにかく苦しい。最期を迎える前に、酸素が脳に回らなくなって意識を失うこともありますが、その方が楽とさえいえる。

 意識を失わず、苦しみの中でそのまま亡くなる方も少なくありません。そうした場合、呼吸困難によって顔や唇などが紫色になるチアノーゼが現われることもあります」(前出・高築氏)

 つらく苦しい思いをするのは患者本人だけではない。

「たとえ家族が在宅で看取ろうと思っていても、肺炎を発症したら、入院させざるを得なくなります。

 病院では、看護師さんが1日3回くらい患者の口や鼻からチューブを入れて痰を吸引してくれるのですが、家族にとっては、そうした姿を見るだけでつらい。 痰の吸引の時だけは家族にも席を外してもらう配慮をする病院も多いです」(有料老人ホーム「グレイスフル加美西」の武智聖子施設長)

※週刊ポスト2016年9月30日号