ゴールデンウィークを狙っていたかのように観光地にも旅人が増えたようだ。若者達ならイザ知らず、年寄り達までもが連休に合わせて旅をしているようだ。 若者に伴われなければ旅ができないような者であれば兎も角、年寄りばかりが団体で旅しているのを眺めると「連休以外の時期にすれば」と思うのだが。 旅先での死 - 遺体搬送
連休期間にはパックツアーが安いとかの理由があるのだろうか....連休の年寄りは、家で留守番していろ。
関連過去記事:もうじき連続休暇だよ / GWだからといって / ゴールデンウィーク考 / GWはおしまい

旅先で地元民・宿の部屋係や旅人同士などに「どちらから」と尋ねられ、「東京から」と答える者が多い。
そう答える者には、本当の東京から来た者はいないと言っても過言では無い。東京に近い場所から来た者だ。

地方の者にとっての東京は「ネオンが瞬く大都会」という理解であろう。しかし、そんな街なかに住む人は少ない。
新宿区歌舞伎町や中央区銀座に住んでいる人は「東京から」と答えても大威張りだろうが、練馬区や足立区など住む者が答えるのは恥ずかしいのではないだろうか。とは言うものの全国を歩き回った「フーテンの寅」の出身地である葛飾区は「東京から」と答えてもよいのだろうか....などとも思える。

しかし、住所としては“東京都”とは付くものの檜原村の人達は「東京から」とは答えないだろう。また、大島町とか新島村といった離島の住民も「東京から」とは答えないだろう。しかし、東京近郊でありながら、地名がアカデミックでは無いために「場所を説明するのが面倒だ」とか「田舎者に見られたくない」ということで「東京から」と答えるのだろう。
要するに「東京から」と答える人は、“東京付近であるが、名の売れていないエリア”に住む田舎者が殆ど也。
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新幹線が通る前の日本で、遠距離を旅するための交通手段としては夜行列車しか無かった時代には「東京から」来た人は憧れだった。遠く離れた地方にどんな理由があって流れて来たのかと訝しくは思うものの、どこかに都会の香りがする人が語る言葉と話題は、大都会へ憧れる火種であった。
憧れて飛び出した大都会は、故郷に帰りたくなっても自由に行き来できない楼閣だった。 故郷は遠かった。

今では新幹線に乗れば故郷は近い。 どこで生きてもおんなじで、どこで死んでもおんなじだ。
それでも人は「どちらから」と聞きたがる。そして人は答える...「東京から」。 東京ってドコにあるんだろうか。

東京流れ者松原智恵子渡哲也(テイチクバージョン) 郷 鍈治(郷えい治、ごう えいじ)が懐かしい。
※原曲は、作曲者不詳の伝承歌。 1965年に渡哲也と竹越ひろ子の競作でレコード発売
東京流れもの /藤圭子


Hiroko Takekoshi 竹腰ひろ子 ‎– 東京流れもの/放浪 1965 King Records ‎– BS 274


新宿ブルース 扇ひろ子