以前より、思っているだけだった終活を、やっと開始した。
取りあえずは、遺産相続に関することから初めることにした。

両親は既に死亡し、子供のいない我輩の場合、すべての遺産は女将(妻)が相続することになる。
我々夫婦がそう考えていても、世の中の仕組みとしてはそうは行かないことを、実父の遺産相続の際に身に沁みて判っている。 隠し子が居ないか? といった事を証明できる書類を揃えなければれば、相続は一歩も先に進まない。
実父の遺産相続の際には、「一人っ子である我輩が 一人っ子であることを証明する書類を揃えなければならないことに、お袋が腹を立てていた」 が、世の中はそんなものだし そうでなければなるまい。
2人っきりの我々夫婦で、我輩に万一の場合には女将が我輩の過去を辿って書類を揃えるのは大変であろうことから、終活の第1歩として戸籍に関する書類を取り寄せることから着手した。
遺言書を作るのは、たやすい事との判断である。 以下、「被相続人」とは我輩、「相続人」は女将である。
ちなみに、今はやりのエンディングノートなんちゅ~物は、法的には何の効力も無いから、書いてもメモ代わりだ。

民法889条により、相続人となる者は「被相続人の子・直系尊属・兄弟姉妹及び配偶者」である。
したがって、我輩の場合に必要な戸籍は、女将以外に相続人が存在しないことを証明できる物である。
  1. 被相続人の子・配偶者    ⇒ 我輩の戸籍謄本
  2. 直系尊属・兄弟姉妹     ⇒ 我輩の実父・実母の戸籍謄本
    (我輩の両親は死亡している為、両親の父母が生きている場合は相続人となる。よって、両親の戸籍謄本で祖父母の死亡が確認できない場合は、それが必要となる。)

ということで、戸籍謄本を郵送で収集することにした。 郵送に応じない役所の場合、窓口に出向く必要が発生する場合もあるとのことだが、我輩が関係する役所は郵送で対応できることがネットで判った。。

  • 戸籍の種類としては、戸籍謄本を取る。 WikiPedia:戸籍戸籍の附票
  • 戸籍抄本は、戸籍謄本の一部が記載されている物て、遺産相続には利用できない。
  • 戸籍謄本は、【(全部事項証明書)】を取る。 併せて、念の為『戸籍の附票の写し(全員)』も取ることにした。但し、『戸籍の附票の写し』は5年間保存に付き、すべてを取得できるわけではない。
    なお、戸籍謄本の類として、『戸籍謄本』・『除籍謄本』・『原戸籍謄本』の3種類がある。
    • 『戸籍謄本』は、現在の本籍地にて取得可能で、いつでもOK。 
    • 『除籍謄本』は「昔の本籍地」であり、「昔の本籍地」に居住する者がいなくなった場合等に必要となる。 我輩の場合は、
      • 結婚により、新たに我輩が戸籍筆頭者となった時。 WikiPedia:婚姻届
      • 転居に伴い本籍地を移動した場合の、以前の本籍地。

    • 『原戸籍謄本』は、「改正原戸籍」とも呼称される。 役所側の都合等で、「手書き ⇒ ワープロ」 や 「市町村合併により戸籍編製」 された場合の、新戸籍編製前の元になる戸籍。
  • 前記の作業を、我輩の生まれた日が、戸籍謄本の「戸籍記載期間」に記載されている迄繰り返す。
    『除籍謄本』・『原戸籍謄本』は、過去に本籍地とした役所に申請しなければならない。その場合、我輩に関して どのような戸籍謄本が存在するのかは不明であり、親切な窓口担当に遭遇することを期待するしか無い。(「遺産相続に用いる」 旨を言わなければ調べてくれないし、言っても調べてもらえない場合もあるとのこと。 仮に、同一役所内に『除籍謄本』・『原戸籍謄本』が複数存在しても、その存在調査に手間が掛かる為、申請された書類にしか対応しない役所もあるそうだ。
    このことは、親の代からの家付き息子が同一場所で結婚し、現在も住み続けている場合等に要注意だ。結婚により『除籍謄本』が存在し、他に市町村合併・町名(地番)変更・手書き⇒ワープロ変更による『原戸籍謄本』が存在していても、知らないだろう。)
取りあえずは、当地と過去の本籍地を置いた役所に申請した。
当該役所の場合、戸籍謄本1通に付き定額小為替証書で750円が必要だった。 ゆうちょ銀行で定額小為替証書を発行してもらうに当たり手数料として100円/1通を取られるので、バカにできない金額になる。 役所によっては切手でもOKとのことだから、手数料が掛からない切手で取り扱うほうが嬉しいね。 定額小為替証書or切手は、事前にネットで調べた方が良い。 ちなみに『戸籍の附票の写し』は、定額小為替証書300円/1通。
また、申請書を郵送する前に電話で問い合わせをして相談し指示を受けたほうが、その後の対応が親切なようだ。

今後は、過去に本籍地を置いた役所から送られてくる除籍謄本を見ながら、両親、場合により両親の父母の戸籍を遡るという作業になる。 (両親の父母の戸籍なんて、さっぱり判らん)
父母の生まれた地では、戸籍法の改定に関連して養子縁組が行われていたので、戸籍を遡るという作業が厄介かな~と思うと、始めたばかりの終活が億劫になってしまうね
でも、相続人が多く代表相続人が調整する場合や、遺産分割協議に揉める場合、銀行や証券会社といった関門の多い場合、散在した不動産や古物等の相続価値判定を要する遺産の多い場合等、資産家のことを考えれば、容易いほうだろうな。
我が家的には、戸籍謄本さへ揃えておけば、実作業は行政書士に依頼するように女将に言ってるのだが..その時にはいない我輩には知らぬ事か

死亡した場合は、相続銀行口座の凍結がなされ、遺産相続が完了するまでは被相続人の口座から出金することはできなくなる。 我輩の取引銀行の場合は、半年間程度は利用できなるとのことだ。
事前準備できる作業だけでも済ませておきたいものだ。
今となっては どうしようも無い反省
  • 本籍地は、変えないこと。 戸籍謄本の収集に掛かる時間が無駄也。
  • 我輩が相続する際に収集した実父の戸籍を、処分しなければよかった。1手増えてしまった
今後のポイント(課題)
  • 死んだ場所(病院・自宅・旅先など)と死亡診断する場所と、火葬場と墓所との間での移動手段は?
    我輩は掛かる病院を1箇所にしており、自宅でなら いざ緊急搬送されても、そこで死亡診断書が出る。
    しかし、石川県の医師が発行した死亡診断書で、石川県の火葬場を利用後、神奈川県の墓所を利用する場合の手続きが不明也。 遺骨ならいざ知らず、遺体を搬送するとなると難儀なことだ。搬送方法は?!
    増してや、持病持ちの我輩が旅先で逝ったら、旅先の病院で死亡診断書が発行されるのだろうか?
  • エンディングノートよりは、市販のノートを使うべし。 A4版が貼り付けも出来て便利也。
  • 「相続関係説明図」及び「遺言書」 の作成
  • 非定型サイズの各種書類を一括してしまうには、大きめ紙封筒に仕分けて、それをパッケージ(収納ケース) に格納し「遺産相続関係」として一か所に置くと便利也。 紙封筒は、メモを記入でき、資料が散逸しない。
  • 巷の葬儀屋等が行う いわゆる「終活」に参加して、自分の葬儀を疑似体験することは無意味也。
  • 孤独死に関する対応  ※「孤独死」 と 「見守り」(?)  逝く日に備えて
  • 老人ホーム・行政書士・代理人を探してみる。
    時期を睨んで、不動産等の資産価値及び売却方法を検討。
関連過去記事:逝く日に備えて
参考WikiPedia:続柄

自分でできる相続手続き
相続関係説明図を自分で作る方法 | 誰でもわかる相続ガイド
住民票や戸籍謄本の請求 -鹿角市