入社式に並ぶ新入社員の頭はみっともない。 「それでも床屋に行ったのか?」と思うような整髪の状態だ。
考えれば床屋の理髪の腕が落ちたということだ。難しい調髪の技術は無いので、透きバサミでごまかすだけらしい。
長髪と言えばあたかも自由人のようだが、最近の整髪は単にぶった切っただけのように見えるのだが。
また、美容院でも奇抜なことはできても、オカッパ頭といった前髪を揃える技術が無いのだそうだ。
最近はブルゾンちえみという芸人が前髪を切り揃えていることで、またハサミを用いた調髪が流行り始めたそうだ。

俺が子供の頃の秋田県花輪町では、床屋に出かけるといっても路線バスで小1時間掛かることや、代金が高いせいもあって、専ら親父の床屋で坊っちゃん刈りあった。それでも、トラ刈りにならず、前髪はきちんと揃えてくれていた。

 今時のヘアーカットは斜めに髪を垂らすことで技術の下手さ加減をごまかすが、古くは道具が少ない分を腕でカバーするということで、一世を風靡した舟木一夫カットだって前髪は切り揃えていたものだが...
もっとも、考えてみればバリカンを使える理髪店員というのもいなくなった....道具が無い...のかも知れない。

山口小夜子 資生堂 リバイタルホワイト CM