世の中を裏から眺めるのが好きな俺は、安倍政権が進めてきた「社会保障政策の変更」には疑問がある。
特に、介護医療に関する高齢者対応には大いに疑問を持っている。(介護vs看護vs介助)

過日の週刊誌で、我が意を得たりという記事があった。
一億総活躍社会の真意は“高齢者が働いて社会保障支えよ” | マネーポストWEB
によれば、安倍首相は記者会見で「社会保障は、高齢者の皆さんのみならず、現役世代の『安心』も確保するものでなければならない」(2015年9月24日)と語ったとのことだ。そして、更に
安倍政権による介護施設からの高齢者締め出し強化の背景│NEWSポストセブン
によれば、安倍晋三・首相は2016年11月に官邸で開いた「未来投資会議」で以下のように語ったとのことだ。
「団塊の世代が75歳を迎える2025年は、すぐそこに迫っています。これに間に合うように『予防・健康管理』と『自立支援』に軸足を置いた新しい医療・介護システムを2020年までに本格稼働させます。本人が望む限り、介護が要らない状態までの回復をできる限り目指していきます」
これが新たに政府が打ち出した介護予防という考えとの事。以下に、前記記事より抜粋して無断転載する。
安倍政権は2015年に特養の入居基準を「要介護3」以上へと厳しくするなど、介護施設からの「高齢者締め出し」政策を強化している。 『比較的軽度の要介護2でも認知症の方は在宅介護が困難で、特養入所が必要なケースは少なくない。介護認定率を下げた自治体に調整金を増やすのも、高齢者に介護サービスをできるだけ使わせず、施設に入居させないという政府の意図を強く感じます』淑徳大学総合福祉学部教授:結城康博氏
年金生活の高齢者にとって年金から天引きで徴収される介護保険料の負担は重い(全国平均月額1人5642円)。それなのに、いざ介護が必要になっても、要介護認定してもらえずに、介護サービスは受けられないのが現実なのだ。特養の入所が難しくなれば、民間の有料老人ホームなどに行く高齢者が増えるはず。ただ、費用が高いため、国民年金加入者など受給額が少ない人は払うのが難しいでしょう」(結城氏)

安倍政権は「検査を受けて早期発見すれば病気は治るから、どんどん検査を受けろ」と言い、検査費用が掛かることには躊躇は無いようだが、治療に掛かる費用は自分持ちということらしい。結果として、高齢者の医療費は右肩上がりとなっており、年金暮らしの高齢者にとっては手術費やその後に続く治療費の支払いが困難だ。

安倍政権は、「一億総活躍社会」等のキャッチフレーズを作り出して「高齢者も含めて頑張ろう的」な事を言い、前述のような『社会保障政策を行っている姿勢』を見せようとしているが、実態は締め付け行政である。
安倍政権の提唱する“生涯現役社会”の意味は「死ぬまで働け」 | マネーポストWEB
社会保障カットの決まり文句「子や孫にツケ回さない」の欺瞞│NEWSポストセブン
安倍政権が望んでいる進路は、『団塊世代が旅立つしか無いと思い、実行する事』なのではないだろうか。

佐藤愛子氏の「九十歳。何がめでたい」というタイトルの著書を読む人も多かったとのことだ。
俺的にはこのタイトルに共感する。 こんな世の中で長生きすることが果たして目出度いことなのだろうか。

世の中的には「健康寿命を真っ当し、家族に見取られて自宅で平穏死する」ことを望む人達が多いと聞く。
人生が60年であった時代には「そんな病気になる以前に御迎えが来て自宅でポックリと自然死」した。
今では、寿命が長くなり、寿命が延びたが為に聞いたことも無い病気になり、病院に金が掛かり、家族の手に余って介護を受けることになるという悪循環である。そして人余りの団塊世代としては、病院や介護施設も少ない中で、墓所までが無いという状況のようだ。それでも、金が有る人はまだしもで、金が無ければ何もできない。
高齢者世帯の約4割! 多くの人が逃げられない「老後破産」、原因と対策は?:nikkei BPnet
「年金75歳受給開始」なら国民は「老前破産」に追い込まれる (マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース
ベストセラー在宅医療本に「私もこう旅立ちたい」の声続々│NEWSポストセブン
過去記事:いつまで生きるつもりだ

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母親の延命治療を巡り兄弟間の争い、最高裁へ|Dr.和の町医者日記
内閣府(安倍総理)はリビングウイルを書くことを否定している。