人間も60年の上を暮らすと、たいがいの物を食べたような気がする。
何を食べても、以前出会った何かに似た物ばかりだ。
子供の頃、初めてカレーライスを食べたような衝撃的な食べ物に出会うことが無くなったように感じる。

巷で出会う食べ物といえば、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の何れかを増減させただけのような、殊更に美味いと思う物は無い。
世界の料理と宣伝される物でも、日本風にアレンジされているのか(?) 知らないが、特に美味くはない。
世の中で食通と呼ばれる人は、旨いと評判の食べ物の噂を聞けば、現地まで出かけて食べるそうだ。
B級グルメの全国展示会等に出かけて、それを食べてみる人も多い。
しかし、取り立てて新らしい物に出会うハズが無いと思い込んでいるので、そんなことに出かける気にもならない。

中国の皇帝は、美味い物を作った料理人を取り立てて迄、美食を求めたそうだ。
長いこと美味い物ばかり食べていると、新しい味を求めるということだろうか。
同様に世界中のTOPが美食を求めたのだろう。 現代では、それらを寄せ集めただけの食物が形を変え、味を変えて出回っている。
でも、そんな物が美味いとは思えない。

何か変わった美味い物を食べたいと思うのだが、それが何なのか(?) は判らない。
究極のラーメンを追い求めるのも、良い暇つぶしになるのかも知れない。
所詮、秋刀魚は目黒に限るということか。 糖尿病は嫌だね~