また沖縄で米軍のヘリコプターが落ちた。落ちてこられる住民は堪ったものではあるまい。搭乗する米兵もビクビクだろう。基地の撤去・移設とは別の次元のテーマとして、ヘリの整備方法を考える必要がある。それはそれとして

これに関して、アメリカの国防長官が電話で小野寺防衛大臣に謝罪したとの事が報じられていた。
相次ぐ米軍ヘリの事故やトラブル 米国防長官が謝罪 | NHKニュース
この報道は、謝罪されたとする小野寺防衛大臣自身が『記者団に語った』とNHKは報じている。しかし、他社の報道と併せてみれば、米国防長官vs小野寺防衛大臣の電話会談は「沖縄ヘリ事件」がテーマで無く、「北朝鮮問題」がメインテーマの付録のようなことと推察する。その付録を、如何にも「謝罪させた」的な取り上げ方に疑問を覚える。
最近続いている米軍機墜落事件では、情けないことに日本はアメリカに舐められっぱなしである。


このような問題について『記者団に語った』ということだが、所謂『ぶらさがり取材』とか『囲み取材』の場での発言也。それを、あたかも政府の公式発言であるかの如く取り扱うNHK報道の姿勢に大いに疑問を持つ。

政府の公式な記者会見は官房長官の行うそれしか報じられることは無く、首相をはじめとして『ぶらさがり取材』での姿・発言が報じられるだけだ。そして報じられた途端に、政府の正式な発言では無いにも関わらず「正式発言で有るかの如く変身」する。あれは、政府の公式見解として公式の場で発られた言葉では無い。噓であっても罰は無い。
『ぶらさがり取材』を行う取材する側にも問題があるが、それ以外は取材できない政府側の体制を改めるべきだ。
いずれの大臣であろうとも、国民にアナウンスするべき事があるのなら、公式の場を設けて発表しろ。
安倍草履はじめ自民党は先の選挙で「丁寧な説明」とやらを口走っていたが、何一つ説明はなされていない。
NHKの日曜討論ではこの傾向が強く(過去記事:NHK「日曜討論」は不要NHK「日曜討論」とは何だ)、あの場での発言は国会での発言のごとき重み付けをNHKにされて、改めてNHKニュースで報じられる。あれは政権の試金石とも呼ぶべきものだ。プロパカンダのようなものである。これと同様に重みの無い『ぶらさがり取材』の報道は無用也。

 アメリカの政権では、責務は見えないながらも報道官等が複数で記者会見に充っている。トランプ大統領の配下にいたのでは彼等の発言にどれほどの重みがあるのか計りかねるが、それでも政府の看板を背負っての公式な発言であろう。片や日本では、大臣の肩書で発言したところで、道端でのすれ違いに発した言葉に責任を追及できるのだろうか。“モリカケ事件”で言えば、「一部マスコミの報道は聞いていない」と無視されてオシマイ。
先の外務大臣がロシアとの交渉を終えた後の両国並んでの記者会見で「てなことで合意」と発言したところ、隣に並ぶロシア側から「そんな合意はしていない」と言われ、赤ッ恥をかいていたが、あんな程度。

マスコミは、場繋ぎの発言を拾うことは慎むべき也。 政権はアナウンスするのであれば、公式な発言を行うべき也。
関連過去記事:疑問な日本の報道体制 / 明日はどうなるんだ / 安倍君の不思議の国
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このマスコミの取材姿勢は、現在ingの貴乃花親方問題で顕著に表れた。イソップ童話のコウモリのごとく、動物と鳥の言った事を相互に取り持って告げ口するだけでは無意味な存在というべきだろう。
噂の米トランプ大統領でもTwitterでブツブツ言うから発言内容が記録されるが、日本ではマスコミが足れ流すだけだから映像としては記録されるだけだ。三太夫が多いと殿様がクシャミをしても色々な薬が忖度されるからややこしい。