大雪が続くにつれ、雪掻きをしたとか、雪掻きをして腰痛になったとかのブログ記事を見かけるようになった。
御苦労な事である。しかし、自宅の敷地内や屋根といった自分の所有する物からの除雪を行う事は兎も角であるが、道路などの公有地の雪掻きを行うのは調べて行わなければ、場合によっては犯罪行為になるので要注意だ。

道路法で言う道路には「道路管理者」がおり、一般的には町・市役所や都道府県である。除雪を含めて道路の維持管理はすべて道路管理者が行うことになっている。しかし、一般的な雪国では道路管理者が地元住民に対してて雪掻きの手伝いを協力要請をしている。この強力要請が無いままに住民が勝手に除雪を行って、通行人等の第三者に転倒事故等か起これば責任は雪掻きした住民にある。雪掻きした事が原因で車がスリップし、事故原因となっても同様だ。 私道ならば勝手にやれば良いだろう。しかし、私道であっても第三者の通行を許可している場所の雪掻きを行う以上は、転倒事故等の原因となるような中途半端な作業をしない様に心して掛からなければならない。所有者の善意で通行を認めている場合、そこを通行した事が原因で発生した事故は「所有者の管理責任」を問われる。駐車場等の私有地も同様だが、何らかの事故が想定される場合は進入禁止措置を行う必要があるということだ。
個人が所有する駐車場の雪掻きして雪山を作った。その雪山を利用して何処かの子供がカマクラを作った。
そして、カマクラが潰れそれで遊んでいた子供が事故にあった場合、駐車場の持ち主が管理責任を問われる。
相撲協会と同様に「責任感覚が欠落している日本人」は、善意のつもりで行ったボランティア的な行為が原因で発生した事件・事故に対して、その善意の人の責任が問われるなどとは夢にも考えていない様だが、訴えられて法廷に立てば間違いなく裁かれるのは善意の人ということだ。ちなみに、行政からの協力要請に基づく雪掻きの結果であれば、雪掻きの仕方次第では「行政と善意の人」とが折半で謝罪となろうか。仕方が悪ければ善意の人の全責任だ。

多くの日本人は「自宅の前は自分の管轄」的に考えているようだ。それが拡大されると「自宅前の道路は通さない」といった者まで出てくる。江戸時代の長屋住まいは、借家前を綺麗にしなければ八分にあったと言うが、その思想の延長線なのだろうか。 いずれにしても現代の道路は公共物である。また、公道の除雪は道路管理者の責務である。
関連過去記事:雪掻き / 列車の非常通報ボタン / 街歩きには道路を / 駐車場に道路は無い / バス事故の要因?-道路 / 「通行止め」に思う
私有地や私道を雪掻きした雪を、指定された排雪場所以外の公道等に捨てると法律で処罰される場合もある。
昨日のTBS系列のワイドショー「ひるおび!」では、豪雪地帯の富山県高岡市雪対策で市民に対して道路の除雪を強制している的な事で取り上げられていた。ネット記事を眺める限りは然程とも思えないが、高齢者には難儀であろう。 (高岡市:道路の除雪除雪についてのお願い)
除雪・排雪サービスを有効に利用する事を工夫する事だろう。これからは毎年がこんな状況かもしれない。
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2018/01/12から降り続いている当地の大雪だ。今日は幾分気温が高くなるとのことだが、降雪はむしろ多い。
野々市市 道路除雪計画 / 都市計画図のデータ提供