仕事人時代に下半身の下着は、もっぱらブリーフであった。
仕事仲間の中でもブリーフ愛好派が多かったが、トランクス愛好者もいた。トランクスは、俺の周囲では「デカパン」と呼ぶ者が多く、要するにダサイという認識であった。また、ブリーフに比べれば一物の収まりが悪かった。
しかし、世の中的にはブリーフよりもトランクスの愛好者のほうが多かったのだそうだ。
若かりし頃の俺はトランクを履いていたが、就職し満員通勤電車に乗るようになったある日、電車内で不肖の息子に勃起現象が発生しトランクスでは遺憾ともしがたい事になって以来はバレにくいブリーフになった。
明治生まれで2度も徴兵経験のあった親父は、もっぱらふんどしであった。それも越中褌である。
締め込みなどであれば一物の収まり具合も良かろうが、越中褌ではそうはいくまい。事実、新婚当時の我が女将は、ふんどしからはみ出し状態で歩く親父の姿に、目のやり場に困った場面が何度となくあったと聞く。

俺もこれから他人様から介護を受ける事になったなら、どのような下半身の下着を用いれば良いか考える。
既に“一物の収まり具合”を気にする事は無いであろう。逆に、“一物とか尻とかを拭いてもらう場面”で、簡単にスムーズに露出させられる下着の方が扱い易いだろう。
最終的にはアテント(エリエール)等の「紙パンツ」を使う事になるにしても、多少なりと自分でできる内は自分で脱ぎ着したいものだ。その意味で、不自由な自分が着脱できる下着となれば「ふんどしorデカパン」ということだろう。
アテント下着安心プラス テレビCM「いろいろなプラス」篇30秒

elleairエリエール YouTubeより

あまりボケる以前に、その類を脱ぎ着する練習でも始めるかと考える今日この頃だ。
俺が勝手に考えるには、「生理用品を使った経験のある女性」は紙パンツを使用する事に抵抗感が薄いのではないだろうか。片や男性は、「前立腺や痔の手術」経験者あたり以外は『紙パンツ拒否症』であろう。
更には、立って小水をすると言って介護者を困らせる(煩わせる)ような爺が多いのだろうと類推する。
「尻、特に肛門付近に出来物」と言えば即座に『痔』を連想するが、そればかりではないらしい。
老人性包茎+痔持ちの爺では、老人ホームに入居できたとしてもかまってもらえないということだ。
「排せつ」のトラブル<1>介護中の便秘、便失禁~プロが教える在宅介護のヒント| 介護ポストセブン
 話は違うが、ドーピングの尿検査は『検査係員が見ている前で尿を採尿する』とのことだ。そして、検査係員はボランティアとの事。2020東京オリンピックでボランティアに充たる人は、憧れのアスリートの尿検査に立ち会う事になるかもしれない。これは、性別を問わずに行われる検査だから...アスリートにしてみれば、どこぞの赤の他人に恥ずかしい姿を見せることには慣れきっているということだ。尤も、恥ずかしいなんて思ってられないのだ。
それを思えば、ボケ老人が一物を見られる事を恥ずかしがってモタモタしても時間の無駄という事だ。
ちなみに、救急車で病院に緊急搬送された場合は、手早い治療を行う為にスッポンポンにされると聞いた。
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