1941年7月に童謡として発表された「船頭さん」は、戦時歌謡だったのが、戦後歌詞の一部が改作された。
しかし、戦前の唱歌(原詞)戦後の童謡ともに1番の歌詞は変わっていない。
村の渡しの船頭さんは今年六十のお爺さん
童謡・唱歌: ♪船頭さん(オリジナル歌詞バージョン)1941年(昭和16年)7月発表 歌:beni9jyaku(紅孔雀)

beni9jyaku YouTubeより

要するに60歳は「お爺さん」なのだ。

歌の持つイメージ(元気そうな爺)を現代風に転写すれば

今年八十のお爺さん

 しかし、最近では65歳定年が当然となり、更には70歳まで働けと言われている。
これは一重に社会保障制度、主として国民年金の破綻が原因なのだろう。年年歳歳変化する制度の内容をコマゴマとは語っても致し方ない。

国民年金法は昭和34年4月16日に制定された。当時の平均寿命は何歳程度であったのだろう。【追記後述】
自ら備える長生きリスク | ZUU online』によれば
厚生労働省の資料によれば、大正時代(1920年)の夫の現役引退後の生活期間は1年、妻は5年というのが平均的な姿であった。しかし、2009年時点では、夫の現役引退後の生活期間は16年、妻は23年まで長期化している。65歳男性で19.6歳、女性で24.4歳と、平均余命が足元にかけて伸び続けていることを踏まえると、現役引退後の生活期間は今後更に長期化していく可能性もある。高齢期の生活のために、より多くの資金が必要となっていくことが想像される。
俺が入社した1968年(S43)の頃でも「退職して数年で死ぬ」人が多かったように記憶する。
【追記:Left Aloneからいただいたコメントで思いつき調べた】
『厚生労働省:平成17年 都道府県別生命表の概況』によれば「昭和40年での平均寿命は男性で67.74歳(女性72.92歳)」である。すなわち、65歳から年金が受給出来るとした場合「国民年金法の制定された昭和34年頃は『約3年間だけ年金を支給すれば済み、あわよくば支給年齢に達しないまま(掛け損で)死ぬ者もいる』という
国の読みだったのではないだろうか。終戦後に、国が期待した役目を終えた団塊世代が健康に気遣いながら長生きする事は想定外という事だ。また、職業婦人の少なかった当時は、「寡婦」しか勘定していなかっただろう。
要するに、最近の年寄りは長生きになった為、現在の国民年金法では運用できなくなってきたということだ。
医療技術が進化し続ける中、政権は冗談か本気かわからないが「健康診断で病気を早期発見すれば直せる」と言う。年寄り達も「死ぬまで生きる根性」らしく、健康番組が大流行だ。
【重要-貴女の知らない寡婦年金】寡婦(かふ)年金って一体どんな年金? [年金] All About
寡婦年金と死亡一時金どちらを選ぶのが得?
しかし、病気の早期治療はできるのかも知れないが、長生きすればそれだけリスクが増える事を考えていないようだ。簡単に考えても、生存期間分の生活費が無いだろう。最低限の生活をしても、周囲に邪魔にされるだろう。
以前は認知症なんて症状が出る前にお迎えが来たと思う。知力より先に体力・健康が持たなかった。有り余る暇に任せて健康に金を掛けて長生きし、老人ホームが無いとか、家族に嫌われたとか....世界にはリスクが多い。
後から後から増え続ける後輩の年寄り人口に追い抜かれる前には、自然消滅できればいいな~
救急搬送:蘇生処置「希望しない」経験6割 消防本部など - 毎日新聞

年寄りは、法律的には「高齢者」「後期高齢者」と呼ばれ、それを嫌がる人もいるらしい。
さりとて、そんな人は「爺」と呼ばれるのはもっと嫌なようだ。「クソ爺」よりは良かろう。所詮は識別番号だ。
「おじさん」「おばさん」と呼ばれるのを嫌がる事に似ているのだろうか。ことに女性では、「おばさん」と呼ばれる年代に拘りを持つ人もいるようだが、その類は「未婚のアラサー」に多いのでは?

歌手の藤あや子氏(1961年5月10日 - )あたりは立派な孫がいて、「おばあさん」と呼ばれ喜んでいるらしい。
女子高生に「おばさん」と呼ばれて怒っている女子大生は、「おばあさん」の年代になってそう呼ばれることに抵抗があるのだろうか。もともと「おば」は敬称なのだが...「お馬鹿さん」と勘違いしていないかい(?)、おばさん。おじ
老人語。最近の日本語を嘆く年寄りとしては思い当たる単語が多い

坂本冬美 & 藤あや子 復活!ザ・ピーナッツ Part 1

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。