昨夜見ていたテレビのテーマが話題になっている。
日本語学者が解説した「了解しました」と「承知しました」の差に反響続々 国語辞典編纂者は異を唱える|Infoseekニュース
バラエティ番組『この差って何ですか?』にて、「了解」と「承知」の相違を以下のように解説された。
「目上の人」が「目下の人」に使うか「目下の人」が「目上の人」に使うかどうかの違い。
「了解しました」は、「目上の人」が「目下の人」に使う。「承知しました」は、「目下の人」が「目上の人」に使う。
20180316
(画像は「この差って何ですか?|TBSテレビ公式サイト」より)
「了解」と「承知」の使い分けに目上・目下が絡むとは初耳也。 俺は違うと思う。俺の理解を簡単に言えば
  • 「了解とは、相手の言うことを理解した」という事。(※なお、理解したからといって、納得したとは限らない。「あんたの言いたいことはわかった(聞いた)」とでも言うべきかも。)
  • 「承知とは、相手の言うことを(元々)知っていた」という事。(※最近、「承知」の反対語として「初耳」を用いるようにしている。「承知しました」よりも、「承知してます」と使う)
 という事で、バラエティ番組の解説と俺の理解とは全然違う。番組では、漫才師のサンキュータツオ氏が解説した。番組では同氏は日本語学者との説明也。
ネットでの反響とは、俺がビックリした事柄とは別の事でビックリしている出来事のようだ。
しかし、俺的には「了解」vs「承知」は拘って使い分けているので、この解説が定着しない事を望む。
百歩譲って番組での解説が正しいとしても、「目上の人」に『了解しました』と言うのなら、『わかりました』と言って欲しいものだ。『わかりました。そのようにします(致します)』なら百点。

 「了解」vs「承知」のいずれも、細かく取り上げなければ「わかった」という様なことであろう。
しかし、「わかった」という単語を取り上げても、人それぞれに意味する事は違うようだ。
過日の大相撲事件で、池坊氏が協会側の意見を貴乃花親方に告げたところ「ハイ」と言ったからわかったハズとのことであった。しかし、ハイと言ったからわかったとは限らないし、「わかった」と言っても「聞いたダケ」とも受け取れる。必ずしも「納得した」トカとは限るまい。過去記事「伝わらない言葉」でも書いたが、言葉を申し伝えていくと、途中で表現が変わってしまう。これを防止するためには「復唱を薦め」たいが、これとて確実とは言えない。

言葉(単語)自体が変わってしまうことに重ねて、言葉の意味解釈が人それぞれに変わるのだから、会話は成立したとしても真面に意図する内容が伝わっているか否かは甚だ疑問だ。
そんな意味では、小説は作家を決めて読む方が頭が疲れない。あの作者のこの単語はこんな意味、という事だ。
関連過去記事:詰めの甘い日本らしさ