平成30年7月豪雨では瀬戸内海を囲む地域での被害報道が多く、水上オートバイエアボート・カヌー・カヤックを操る個人に救助された人達が百人を超えるとの事だ。これらの船舶を操縦して救助に当たった人達の尽力を賞賛する一方で、被災地の近隣の瀬戸内海は海上自衛隊の港や岩国基地などの多い地域であるにも関わらず、自衛隊の活躍の報道が少ないことに疑問を抱いている。 (西日本豪雨に関するトピックス:朝日新聞デジタル)

また、被害地域の病院が苦労しているというのに、病院船が活躍したという報道は聞こえていない。
時を前後して、アメリカ海軍の病院船「マーシー級病院船」が日本に寄港したとのことだ。

日本に病院船は必要か? なぜいま米海軍病院船「マーシー」初来日なのか その目的は | 乗りものニュース
日本の海上自衛隊は、「いずも」や「かが」の空母まがいの護衛艦や、アメリカを標的としたミサイルを迎撃する為のイージス艦は保有していても、このような状況で必要不可欠な病院船を保有していないとのことだ。 瀬戸内海には、民間の病院船(瀬戸内海巡回診療船「済生丸」)が就航している。(WikiPedia:済生丸 / 海の上の診療所)


島国とか海洋立国と自称する日本ではあるが、原発に代わる自然エネルギー発電としての海洋の利用については「菜っ葉の肥やし = 掛け声ばかり」である。また、普段は水の不自由が無いことから、進んだ「海水淡水化技術」を持っているにも関わらず、この度のような自然災害に対応できる「造水機を搭載した大型船」が無い。

以前より、小笠原諸島などに高速で行き来できる船舶を作るという掛け声の元に、高額な金を掛けては「テクノスーパーライナー(TSL)」が作られた。しかし、運行される事無く、鉄屑と化す。
解体を待つテクノスーパーライナー 115億円の超高速船、スクラップへ(画像集)
とは言うものの「朝日新聞社2011/05/17 に公開」のYouTubeによれば、東日本大震災の際には
宮城県石巻市の被災者が5月17日、超高速大型貨客船「テクノスーパーライナー」で1泊2日の「船旅」を楽しんだ。製造元の三井造船が、入浴が困難な避難所などで暮らす人たちにシャワーや食事を提供しようと無料で開放した。実際に乗客を迎えるのは初めてで、5月31日まで停泊し、約1800人が利用する予定。

朝日新聞社 YouTubeより
上記記事によれば『115億円かけて建造した超高速旅客船「スーパーライナーおがさわら」は、2015年5月6日時点で広島県の江田島で解体待ちだったとの事』。アルミの船体なのだから、十分に実用できるハズ也。

また、有事の際には航空機が離着陸できる海上飛行場とするとの事でメガフロート(メガフロートの紹介)が作られたが、三重県南勢町 / 兵庫県南淡町 / 島根県西郷港 / 静岡県静岡市へ売却され、海釣り公園やフェリー桟橋に転用されたとの事也。なお、静岡市所有の浮体は東京電力に有償譲渡され、福島第一原発の洋上汚水貯蔵タンクとして用いられたとの事也。蛇足だが、MRJと言い、三菱が絡む仕事はどこかキナ臭い。ゼロ戦が飛んだのが不思議。 TSLと言い、MRJと言い、時の政権が闇金として使いこんでいるのだろうか
MRJ、英航空ショー2日目のデモ飛行中止 けん引車が接触 | ロイター(2018年7月18日 / 10:52)
近い将来に高い確率で発生するとされる大地震に備える為にも、早急に必要な艦艇を取り揃えるべき也。

それにしても、瀬戸内海以外に岐阜・京都・福岡でも被害が出ているのに、どうしているのだろうか