中年男が何やらグチャグチャと会話していて、「貴様は」と問われてブッ飛ぶテレビCMを見た。
「貴様は」のセリフがCMになる事と、そのセリフでブッ飛ぶという事をフゥ~ンと思い、暇つぶし学習。

当該CMは「SmartNews」の宣伝であり、千鳥という大悟(だいご)とノブからなる漫才コンビが演じる。
千鳥の「貴様」に反響 「スマニュー」CM好感度上昇|NIKKEI STYLE

千鳥、「貴様」「クーペン」など大悟が繰り出すクセの強いボケの数々にノブは!? 「スマートニュース」新CM - music.jpニュース

 両名はホボ1980年(S54)生まれ程の、40歳間近である。その年代が「貴様」にあの反応になるのだろうか。
確かに「貴様」と呼ばれるのは最近では美しくは無いのかもしれない。しかし、俺が入社した頃に酒席で歌われるのは「同期の桜」であった。肩組んで『貴様と俺とは..』なんて~唄ったものであった。
その『貴様』とは、頼りがいのある友人だあった。ちなみに今の俺が貴様と呼ぶ友人は数人だけだ。

改めて考えれば、日本語で相手を呼ぶ言葉(二人称すなわち受け手を指す代名詞)で悪意があるものは無いのではなかろうか。 WikiPediaの「日本語の二人称代名詞」を眺めても、代表的なところでは
貴様(きさま、きさわ、きさん)
江戸時代以降に広まったもので、本来は尊敬語である。旧日本海軍では親しい同級士官に対してよく用いられたが、現代では敵対的表現とされる。なお九州では方言として「きさん」と言うが、これは敵対的でない場合にも使われる。
てめぇ
「手前」が母音融合を起こし訛ったもの。本来は一人称である。主に東日本方言で用いられる。
お前
主に男性が同輩に使ったり、男性や女性が目下の親族(息子、娘、孫、弟、妹など)に使う。元々は尊敬語であった(御前)。現代では人と場合によっては相手に不快感を与えるため、好まれないことが多い。
「手前(てめえ)」 「手前(てまえ)」 は "あなたの手の前に居る私" という意味であり、 「おまえ」 は 「御前」 "あなたの前に居る私" という意味であり、 どちらも一人称である。

そんな具合で、日本語では相手を呼ぶ言葉としては「良い」意味で使われる単語が多い。しかし、西日本方面では、相手を敵対視して呼ぶ言葉として用いられる場面が多い事が面白い。威張りたがり屋が多いのだろうか。

日本語の一人称代名詞を眺めると、その用いられ方の変化が面白い。
WikiPedia:人称代名詞:一人称 / 二人称 / 三人称  / 英語の人称代名詞

ブログを書き始めた頃の自分の呼び名は「我輩」であったが、 ⇒ 「拙者(せっしゃ)」⇒ 「おいら」と錯誤した結果、現在の「俺」にしている。

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