インドネシア等から、日本の看護師介護福祉士の国家試験を取得する為に留学しても、出題される試験問題を記述する日本語(漢字) の難解さに不合格⇒挫折する事例が多いと聞く。
看護師や介護福祉士の国家試験に限らず、医師の国家試験でも同様のことが言えるだろう。 社会福祉士
一例として、『褥瘡』という単語が有る。 
日本人であっても『褥瘡』から、意味することが判るだろうか また、この漢字を書くことができるだろうか
WikiPedia:褥瘡より抜粋引用
褥瘡(じょくそう、英: Bedsore, Pressure sore, Pressure ulcer、羅: Decubitus ulcer)は、臨床的には、患者が長期にわたり同じ体勢で寝たきり等になった場合、体と支持面(多くはベッド)との接触局所で血行が不全となって、周辺組織に壊死を起こすものをいう。床ずれ(とこずれ)とも呼ばれる。
褥創と書かれることもあるが、日本褥瘡学会は、「創」の字が局所的な創傷を表すのに対し「瘡」の字が全身的な病態を表すとして、後者の使用を推奨している。
ということであれば、『床ずれ』と書けば良いと考えるのは、無学な爺の考えだろうか

同様に病気を表す単語には難解な物が多い。 腰痛と一言で呼んでも色々な種類がある。
『ぎっくり腰』(急性腰痛症) という一般用語になった物や、『腰部脊柱管狭窄症』といった何じゃ(?) という専門用語まで多彩である。
最近では、健康関連知識が大好きな日本国民に対して医学的なテレビ番組が多く、番組中で病名が紹介されるので専門用語も一般化してきたのだろうか。 中には、病院の待合室で専門用語をひけらかしている者までいる。

とは言うものの、日本人ですら難解(知らない) な単語を覚えて国家試験に臨まなければならない海外からの留学生は気の毒だ。 

過日のテレビで、『どうして日本人は英語が不得意なのか?』といったタイトルの番組を見た。
それによれば、明治時代に富国強兵を計った頃、全国バラバラであった方言を統一して標準語化するとともに、当時の最先端技術であった西洋医学を日本で拡める為に 「英語⇒日本語化」 がなされたとのこと。
それらの単語が、江戸時代の蘭学者杉田玄白の『解体新書』に翻訳されたオランダ語と相まって、現在の難解な医学用語ができあがったということのようだ。
WikiPedia:解体新書より抜粋引用
杉田玄白と中川淳庵はオランダ語を読めず、オランダ語の知識のある前野良沢も、翻訳を行うには不十分な語彙しかなかった。オランダ語の通詞は長崎にいるので質問することも難しく、当然ながら辞書も無かった。そこで、暗号解読ともいえる方法により、翻訳作業を進めた。
江戸時代は当然として、明治時代に行われた翻訳作業の困難さは推測できる。
しかし、医学用語に限らず、『デパートメントストア ⇒ デパート ⇒ 百貨店』 のように「英語の省略化」 更に 「日本語化(太平洋戦争時代に敵国語を日本語化した名残(?) 」 した単語を用いていることは、グローバル化を目指し 2020東京オリンピックを迎えようとする国家として如何なものだろうか

医学用の単語を覚えなおさなければならない者にとっては大変なことであろうが、ズルズルと中途半端な日本語(漢字) を用いるよりは、大英断をもって英語を利用することに切り替えるべき時代になったのではないだろうか。
庶民としては、日本語の医学用語であろうが、英語の医学用語であろうが、訳の判らないことは同様だ。
併せて、英会話できる日本人を増やす教育を強化するべきた。 英会話できない教師が英語教育をしても育たないだろう。  おいらは、「I am a boy」 と教える女英語教師が嫌で、英語が嫌いになった。

せめて、省略化された英単語を用いるのは止めよう。
ちなみに日本人は短縮用語を利用することが好きだ。 法律のタイトルでも、「タイトルは、法律に示すことが理解できる物とし 長くても良い。 長い場合は短縮したタイトルで呼ぶ」 的なことを定めた規則がある。

『パソコン』 は、『パーソナルコンピュータ(英: personal computer)』 と呼びたい。 海外旅行先で、英語を話しているつもりで 『パソコン』 と連呼したところで、意味が通じないだろう。 常日頃からの慣れが大事だろう。

日本国内で用いる医学用単語の英語化で、国家試験を落ちこぼれる海外からの留学生が減ることに期待したい。
看護師や介護福祉士の増加は、高齢者にとっては望ましいことである。  名ばかり医師よりもお役立ちかも

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