NHKで「デジタル・タトゥー」というドラマが始まった。(デジタル・タトゥー - NHK土曜ドラマ)
インターネットに疎い50代の「ヤメ検弁護士」が20代の人気ユーチューバーとバディを組み、「デジタルタトゥー」と呼ばれるインターネット上に書き込まれて消せない誹謗中傷や個人情報の拡散により苦しむ人たちを救い出す姿を描いた1話完結のサスペンスドラマを高橋克実瀬戸康史が演ずるという。
 
一時、公衆浴場では『刺青(入れ墨、タトゥー)をした人お断り』の看板を掲示された事がマスコミを賑わしたが、公衆浴場法では入浴を拒む理由として入れ墨が認められていないために公衆浴場法で定められた公衆浴場では、入れ墨を入れてても入浴が可能との事だ。また、公衆浴場法で定められた浴場を除いた入浴施設(温泉、大浴場、サウナ、スーパー銭湯、健康ランドなど)や遊園地、プール、海水浴場、ジム、ゴルフ場などへの入場を断られることがあるがこれは各施設の規則によるものであり法的な制限はない
しかし、『入れ墨をした人お断り』とする施設管理者に逆らった場合は建造物侵入罪(刑法130条前段)の構成要件に該当し、入れ墨をした者が退場を求められても従わなかった場合は不退去罪(刑法130条後段)の構成要件に該当する。しかし最近では外国人も多くいるため入場を規制しない施設や入れ墨をシールで隠す対応を取れば入場を可能とする施設が出てきている。(暴力団排除条例)

現代ではMRIによる検査に支障がある等の不便さはあるが、一時ほどの毛嫌いされた扱いが薄れた。いずれにしても、2020東京オリンピックでタトゥーを施したアスリートや観光客が大勢来れば、主体性の無い日本国は許してしまうだろう。国家が拒否を指導しない事を観光地が率先して拒否するハズは無いだろう。

そもそも、あの時期に『入れ墨をした人お断り』とすることを大歓迎していた風潮は何だったのだろうか。
極論を言えば「入れ墨を施していれば、津波や洪水などの自然災害により裸で死んでも識別できる」のだ。
意識を失っている状態やその緊急搬送時などの、自身の身体情報や病歴を伝達できない状況の想定下で、持病やアレルギーや、検視では判別が難しい内臓の異常を医療従事者などに迅速に知らせる目的でメディカル・アラート・タトゥーを、脈拍を検べるときに発見しやすい手首の内側に入れる等。
また、江戸時代のように、悪事を犯した者を識別する為に入れ墨しても良かろう。とは言うものの、些細な犯罪であろうとも容疑者として逮捕された途端に、正義の味方を気取りたがる暇な日本のマスコミの餌食になり、テレビ放映されたが最後でSNSで炎上・拡散されてしまうのだから始末が悪い。
「引っ越し先にも報道陣」「自殺するしかないという気に」加害者家族を追い詰めるメディアとネットユーザー | AbemaTIMES
正に「デジタルタトゥー」となって、当人が死んだ後の未来にも彷徨うのだ。あの容疑者扱いされる者が無実であった場合、拡散したデジタルタトゥーは誰がどのように収束するのだろうか。日本では一件が片付いた後に、噂の無いハズの海外で安らぐつもりで移住しても、拡散したデジタルタトゥーが追い回すのだ。
当人は閉鎖したつもりのブログでもウェブアーカイブ(インターネットアーカイブウェブ魚拓)として収集されている場合も有りウカウカしてはいられない。俺の昔のサイトも「Internet Archive: Wayback Machine」にアーカイブされている。(過去記事:懐かしのホームページ)
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