最近は麻薬をやったとかで、暇な瓦版屋に追いかけまわされている芸能人がいる。死んだとか、不倫だとかの話題ででも、天下のマスコミ様に付きまとわれるようでなければ一流ではないようだ。
歌舞伎役者のように世襲制度で自分の道が定まっている者とは違い、役者や芸人・歌い手などは自分の好みで邪道の人生を選んだと見ていたが、好き放題に生きるのもできなくなっているということだろうか。
好きに生きる道を選んだのだから、人の道と呼ばれる事とは違う事をしたからと言って騒がれる事は無い。

とは言うものの、好き放題に生きる道を選べず、真っ当な道と呼ばれる事しかできなかった俺は、健康に気遣いながら目的も無く生きているだけだろう。今風に言えば「ボーと生きている」だけだ。
若い頃から社会の仕組みや人間の体や健康なんた事を今程度に知っていたならば、こんなボロイ身体にならなかったものをとも思うが、そんなに気遣って長生きしたからと言って何かに役立てる事は無い。

半世紀ほど前には「人生60年」で、ボケる迄生きる事も無く、大きな病気になる以前には社会の為に仕事をし終え、家族に看取られながら惜しまれてあの世とやらに旅立てた。
今では、位牌にするのもみっともないほどに生き恥をさらした顔をマイナンバーカードに飾っている。

美空ひばり氏は1989年(H01)52歳で旅立った。当時は先輩に見えたあの顔・姿だが、今は小娘に見える。
惜しまれるうちに美しく死ねた人を羨ましく思う事は、いけない事だろうか。
美空ひばり 悲しい酒