アメリカでポピュラーな葬送方式は土葬か火葬で、土葬はエンバーミング処理を施した遺体を棺に入れて墓に納め、火葬は遺体を焼いた後に残る骨だけを墓に納めるという方法である。しかし、土葬には広大な土地や多額の費用を要し、火葬にも大量の燃料が必要な以外にも遺体に含まれる汚染物質で環境や人体に影響を与えるという問題が指摘されているとのこと。
「私たちは埋葬の方法を新しいものに変えるべきではないか?」という指摘 - GIGAZINE
土葬や火葬の問題を解決しつつ、安価かつ環境に優しい葬送方法として「堆肥葬」が提案され、ワシントン州は2019年5月に「遺体を『有機還元』と『加水分解』というプロセスで処理することを認める」法案を可決。2020年5月の施行をもって、ワシントン州で堆肥葬が合法化されとのこと。
「人間の遺体を堆肥にして葬る」という堆肥葬を認める法律がアメリカで初めて承認される - GIGAZINE
法制化された「堆肥葬」を実現すべく「人間の死体を堆肥化する施設」がオープン予定とのこと。
世界初の「人間の死体を堆肥化する施設」が2021年にオープン予定 - GIGAZINE

堆肥葬では、遺体は棺おけではなく再利用可能なモジュール式の容器に収容される。容器の中は木材チップで満たされており、遺体はおよそ30日間かけて微生物により分解され、堆肥に変わる。1人を堆肥葬にすることで得られる堆肥は約1立方ヤード(0.76立方メートル)。
「遺体を肥料にする」という発想自体は、予てより樹木葬という形で行われてきましたが、埋葬した遺体のそばに木を植える樹木葬とは異なり、堆肥葬では遺体は肥料になるので、遺族が持ち帰ったり、緑化団体に寄付したりすることができるとのこと。
日本でも、奈良・京都・鎌倉など等、古くから人が暮らしていた土地は墓所と菩提寺ばかりである。
神社と呼び名を変えたところで、元はと言えば人を祀っているに過ぎない。これは、西洋とて同様だ。
昔よりも人口が増えた近代においては想定される事であり、来る未来では当然の事であろう。
過去記事で、1973年のSF映画「ソイレント・グリーン」を書いた。映画に描かれた世界は2022年であるが、既にSFの世界ではなくなってきた。映画化の原作は1966年の作品『人間がいっぱい』。
人口増加により肉や野菜といった本物の食料品が稀少となった未来社会。人類は「プランクトンから作る合成食品」の配給を受けて生き延びていた。しかし、「プランクトンから作る合成食品」とは公営安楽死施設に向かった人間が原料である。
2021年を目指した人工培養肉の市場へのリリースは、既に実現されている。
本物そっくり「人工肉」に注目 味や抵抗感払拭に課題も(1/2ページ) - 産経ニュース(2019.6.10)
関連過去記事:海外で死ぬのも悪くない / 未来人の食べる肉は?