パニック症候群(?)の日本人は、マスクを崇める傾向があるようで、ワイドショーはそれを煽るが...
マスク程度の価格帯であれば文句を言いながらでも買い自己満足しているが、正しい装着をしない・できない・知らない者の自己保身術はあの程度なのだろう。高価な物であれば、買わずに観念して死ぬだろうが。
何だかんだと評価の分かれるマスクの効能だが、権力筋が大衆に告げるには「ほとんど無意味」也。
新型ウイルス マスクの予防効果ある? ない? | NHKニュース(2020/02/07)
  • 症状が少しでもある人は必ずマスクをするべきだ
  • 症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ程度


過去記事:マスクを買い求める人 / 2020凍結防止


 

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当ブログでの関連過去記事:新型コロナウイルス対応

新型ウイルス マスクの予防効果ある? ない?


2020年2月7日 21時55分新型肺炎

新型コロナウイルスの発生で、日本国内でも各地でマスクが売り切れるなど「マスク不足現象」が起こっています。マスクをしている人の多くは予防効果を期待しているとみられます。ところが、新型コロナウイルスに対するマスクの予防効果を巡っては、さまざまな情報が飛び交っています。マスクは予防になるのでしょうか?それともつけても予防効果は無いのでしょうか?今の時点で分かっていることをまとめました。

せきをしている人は必ずつける


まず、マスクについて1つ確実なことがあります。それは、症状が少しでもある人は必ずマスクをするべきだということです。
せきやくしゃみをすると、1メートルから2メートルほど、唾液などの飛まつが飛ぶとされています。
万が一、感染している場合は、この飛まつがウイルスを広げる大きな要因となります。
これはインフルエンザや通常のコロナウイルスなど多くのウイルス性感染症で共通する特徴です。
このため、せきやくしゃみの症状がある人が正しくマスクをつけることは、他の人にうつさない、感染を広げないための、いわば「基本原則」となっています。
いわゆる「せきエチケット」です。

割れる説明


では、せきなどの症状が無い人のマスク着用については、どのような情報が提供されているのでしょうか?
国内や海外の主な機関のホームページから、「症状が無い人のマスク」について書かれた内容を調べてみました。ホームページの内容は2月7日現在です。今後、更新されることもあります。

(1)首相官邸HP
「予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物などの換気が不十分な場所では1つの予防策と考えられます」としています。
ただ、同時に「相当混雑していない限り、効果はあまり認められていません」と注釈を付けて説明していました。

(2)厚労省HP
2月7日に新型コロナウイルスについてのQ&Aが更新され、首相官邸のホームページと同じ内容が掲載されました。

(3)消費者庁HP
マスクを必要とする人が確保できるよう、転売目的の購入は望ましくなく、配慮してほしいと、注意を呼びかけていました。
予防策については首相官邸のホームページで確認するよう促していました。

(4)WHO(世界保健機関)のHP
Q&Aの中で、「予防のためにマスクを着用すべきですか?」という項目を設けています。
この中では、マスクだけでは感染を防げる保証は無いとして、貴重な資源をむだにせず、また間違った使い方をしないためにも、症状のある人だけがマスクをするよう呼びかけています。
また、同じ場所にリンクがつけられている「マスク使用のアドバイス」には、マスクで予防できるという科学的根拠は無いため、症状が無い場合はマスクは必要ないと書かれています。
ただ、新型コロナウイルスの患者の看病などをする場合はマスクをつけるべきだとしています。

(5)CDC(アメリカ疾病対策センター)
インフルエンザが大流行した際の備えについて用意されたガイドラインを、新型コロナウイルスが大流行した際にも有効だとして紹介しています。
その中では、特別な状況にないかぎり、感染を避けるという目的で症状のない人がマスクを着用することは推奨しないとしています。
一方で、人混みを避けられない場合や、妊婦や高齢者など発症するとリスクが大きい人や、家族などでそうした人と接触する場合は、マスクを使用してもいいとしています。

今回、調べたホームページを見た結論としては、「マスクだけでは、予防効果はあまり期待できないけれど、人混みの中など一定の環境では、ある程度の予防に役立つかもしれない。ただ、科学的なエビデンスは存在しない」といったところでしょうか。

なぜ分からない


どうして科学的エビデンスが無いのでしょうか。コロナウイルスやインフルエンザのウイルスが、マスクで防ぐことができるかどうかを科学的に調べようと思うと、実は非常に難しい実験が必要となります。
できる限り多くの人たちを2つのグループに分け、必ずマスクをつけて生活するグループとマスクを全くしないグループで、どれだけ感染するかを調べるなどです。
1週間程度の期間では感染する人が少なすぎるため、冬の間ずっと続ける必要があるかもしれません。
そもそも、日本をはじめ、アジアの国々では習慣的にマスクを使用する人が少なくありませんが、冬場のインフルエンザの患者数や流行状況は、健康な人はほとんどマスクをしない欧米の国と比べて、少なくはありません。
実際、2009年から2010年にかけて、当時の新型インフルエンザが流行した際には、ワクチンも接種が始まっていて、予防法が大きく取り上げられていました。
マスクをしていた人も多かったと思います。それでも、非常に大きな流行となりました。

確かなことに注目してみる

しかたが無いので、確からしいことを見ていきます。

(1)新型コロナウイルスはウイルスが含まれた飛まつを直接、吸い込むなどするか、飛まつによって飛び散ったウイルスが手に付着し、その手で顔などの粘膜を触ることで感染するとみられる。(これは通常のコロナウイルスと同じと考えられています)

(2)空気中をウイルスが漂って空気感染することは、ICUなどのごく限られた特殊な環境 以外では起こらない。(これはインフルエンザでもいわれています)

(3)サージカルマスク(通常の使い捨てマスク)はウイルス自体をシャットアウトすることはできないが、飛まつは粒が大きいため通さない。

(4)ウイルスが手についていて、その手で目や鼻、口などを触れば感染する。

(5)マスクをしていても鼻が出ていたり、あごにかけているだけだったりと間違った使い方をしていると予防効果は無い。

(6)マスクをしていると顔を簡単に触らなくなるので、手についたウイルスが鼻や口に入りにくいと説明されることがある。(ただ、周囲を見渡してみると、結構、マスクをずらして顔を触っている光景を見ることがありました。)

(7)マスクをつけていると安心するという意見がある。ほかにも考えるべき要因は有るとおもいますが、医師や研究者などへの取材をまとめると以上のようになりました。

(1)から(5)までを合わせて考えると、やはり、ある程度の予防効果はあるとしても、そこまで大きく無く、むしろ手についたウイルスをよく洗い流したりアルコール消毒したりする方が意味があるように思えます。
「通常の生活の中で、症状の無い人のマスクは効果が無い」と断言する感染症の専門家もいました。
ただ、(7)の安心感は決して無視はできない気もします。

それでも結論を


「症状の無い人は、マスクはしないよりはした方がマシ程度に考えるべき」。
今回、取材した専門家の1人のことばです。

手元にマスクが無いならば、あまり気にせず、手洗いや睡眠をしっかりとって体調を整えておくなどの対策に力を入れるのがいいと考えられます。
ただ、感染のリスクを下げるべき人たち、つまり持病があったり、高齢であったり、またウイルスに感染しやすくなっている妊婦であったり、感染症のハイリスクとされる人たちは、マスクをつけるほうがいいでしょう。
現在、マスクが品薄と報じられていますが、正しく付けられていないマスクは感染予防の意味がありません。
マスクを必要とするハイリスクの人たちに、どうすればマスクを届けられるのか、一緒に考えていければと感じました。