雛祭りが過ぎたが未だに昼と夜の寒暖差が大きく、寒さを覚える。当地ではまだ降雪日があるとの天気予報。「三寒四温」とは本来は冬の気候の特徴として使われたが、最近では春先に使われることが多い。

退職した当時は、明日にでも死ぬからしれないという強迫観念があったのか、とっとと身辺整理(断捨離)を行う事を決意した。1年ほどの間に遺書紛いの文書を作成し、戸籍謄本などの法的な書類は収集した。
しかし、もっと身近な ex.墓終いとか不動産処分とかについては手を着けていない。寡婦となる妻でもできるであろうという魂胆である。しかし、あれから5年が過ぎ10年が近づいてきた今、改めて考えると、自由気ままに勝手してくれと思っていた女将もだいぶ高齢化している。日頃からの事務手続きに不慣れな者が、大丈夫だろうか(?)などと余計な心配が思い浮かんだりもするようになった。

そんな気分に重ねて、今の新型コロナウィルスの感染拡大と、それによるCOVID-19肺炎による死亡である。悪いことばかりしてきた俺が先立ち、俺よりは善人であろう女将が後に残るというシナリオが判らなくなってきた。女将なりに旅立ちの準備はしているだろうが、ある日突然という死に際は想定外であろう。

まあ、女将は自分で心配してもらう事にして、まずは自分の頭の上のハエを追っ払う方が先である。
どこぞで新型コロナの洗礼を受け、呼吸困難になって「サヨナラ」の挨拶も出来ずに旅立つ明日が来ないとも限らない。ということで、身辺整理作戦を発動することにした。
とはいうものの、元来がいい加減な性格の俺としては、克己心を奮発しなければ元の木阿弥になるかな。
また3.11が来る。何に限らず不運を経験した人達は嘆きたがる。しかし、ヒトは忘れる生物なのだ。


 人類の滅亡なんて、そんなに大上段に構えなくても、そ~っと見えているのかも...