電子書籍を読むばかりの最近であるが、久しぶりに本棚を見た。
退職を前にして2回の引越しをした為、俺なりに選び抜いたつもりの図書だけである。
しかし、その選択を行ったために初版が残る結果になり、古い表装の物が多い。
そんな中で新しい外観を保っているのは、旅のガイドブックである。

仕事人時代には、出張に役立つようにという思いから地図の多いガイドブックを求めていた。
今本棚にあるガイドブックは、退職後に訪れたい場所だけを選んで、地図よりも史跡などの案内が多いものだ。言わば、飛び出す絵本的な本であり、行かずとも行った気分になれるような物を選んだ。

しかし、退職してから、初めての土地である北陸に住み、さて全国行脚のやり直しと思った矢先に女将の歩行が思わしくなくなった。糖尿病の俺的にも、旅先で美味い物を堪能するわけにはいかないと思う。
そんなこんなで全国行脚が御預けとなり今に至る。10年以上前に買った旅のガイドブックは新品同様だ。

そんなガイドブックを斜め読みしてみると、テレビの旅番組と見比べても明らかに陳腐化している事を知る。あんな古い内容で旅をしたところで、どんな所に行ってしまうか判ったものではないだろう。
とはいうものの、改めて買い直す気にもならない。出かけられるのか判らず、無駄になる可能性が高い。

ということで、思いついたのが「ガイドブックの内容をGoogleマップで確認」してみる事だ。
美味い物を食べることは出来ないが、各地の観光地の今と昔を比べる事はできる。リアルには行けない場所であってもバーチャルなら行けるというものだ。「Google Earth」を併用すれば宇宙にだって行ける。
世界中の博物館にだってひとっ飛びして無料で入館。どうしても食べたい美味い物は、通販。

今のように交通が便利ではなかった時代には、不要不急どころか、出稼ぎ者は親の死に目にも会えなかった。そんな時代でも旅をしたい者は多かったそうな....時刻表の旅の現代版、Googleマップの旅