昔は、「写真が趣味」 と言えば、金持ちの高尚な趣味として見られていた。 むしろ、道楽と言うべきことだった。

カメラ本体が高価であることは勿論、撮影に必要なフィルムや現像代・プリントアウト代・焼き増し代は、庶民の懐の域を超えていた。
古くはカメラ1台が、家を買うほどに高価だったというが、好きな者は それでも買って楽しんだのだろう。
更に古くは、撮影する為に掛かる時間が長かったという。 時間に余裕の無い者が行えることでは無かったのかも。
撮影に必要な物(付属品・小物) を買うことだって大変なことであっただろう。 
古くは、写真屋に出向いて家族写真を撮っていた。
それもこれも、とにかく金が掛かる道楽だったのたろう。

今では、デジタルカメラが全盛で、携帯電話やスマホにまて付録になっている。
フィルムを買ったり、現像したりなんて~経費は不要だ。
数十年前ならカメラを持つことなんて事は、夢の夢という家庭でもデジカメを所有し、1人に1台の時代になった。
人様にプレゼントするような場合以外にはプリントアウトすることも無く、パソコン等の画面を見て満足する者が大半だろう。 当然ながら、目に見えた金は掛からない。

便利な世の中になったものだ。
今どき、「写真が趣味」 と言われても 「へ~、左様ですか? 」 と思うのだが、ドッコイそうでも無いようだ。
富士山写真や鉄道写真・動物写真など等、「写真が趣味」 と言う者達の被写体は多く、それを撮る為に混雑するとのことだ。 視点を変えれば、単に景色の邪魔物がたむろしているとも見える。
確かにそのような努力をする人の作品には素晴らしい物も有るが...