過日、大手企業である日立グループが年功序列制度を廃止するとのことで、僅かながらマスコミが報じていた。

年功序列の是非は議論の分かれる事が多いだろうが、団塊世代としてドップリ使っていた儂としては時代の流れを覚える。 だが、派遣社員に代表されるように、新たな雇用体系が有る中で、いつまでも年功序列では無かろう。

コンピュータなんて物が出現しなければ、亀の甲より年の功であった。
マニュアル等が整備されていない頃、先輩の知識は後輩の知恵を上回っていただろう。
顔を見て相手の信頼度を判断する頃、先輩の面識を上回るには年を重ねる以外には追い付くことができなかった。

マニュアルが整備された今では、コンピュータを駆使して頭に詰め込めば 頭を下げて先輩に聞くまでも無い。
人間関係を求める場面なぞは、なかなか無いだろう。 先輩風を吹かせることは無くなってきたのだろう。
地域社会でも、以前は尊敬されていた長老は、邪魔な口煩いボケ老人になっている。
古き良き日本の習慣が消えていくこの頃、地方再生は夢を追いかけるようなことなのかも知れない。

勤め人時代に、「名刺の肩書き」 がいい加減になってきた。
新入社員でも それなりの (権威ある) 肩書きを用いる事を会社の方針として許したのだ。
社内では平社員・主査・係長であっても、対外呼称は支店長代行という具合だ。

他社でも同様の事をしており、事情を知る者は 「お前では話にならんから、本当のNo.2を連れてこい」 という事になる。 貫禄は姿に現れるということだろう。

蛇足
「WikiPedia:主査」 を読みも面白く感じる。 以下に抜粋引用
主査は、中央省庁・地方公共団体や各種の公的な機関、民間企業などの組織における職名の一つである。
本来の意味は、業務を調査・チェックしたり、助言を行ったり、意見を取りまとめたりする者のことである。
主査の職はスタッフの職として置かれることが多く、この場合、ライン職から外れたところで独立して業務を処理するとともに、当該部署内の一般職員(係員・担当者)の業務を上位の立場からチェックしたり、補助したりするものとされている。
当社でも古くは 「係長」 と呼ばれる職名(職制・階級) が有ったが、最近では全国で数える程度にしか存在しない。

簡単に言えば、「係長」 には部下が居り、部下の失策はライン職として係長の責任になる。 また、 「係長」 は係の業務を行うが 主査は係に属さないスタッフである為、会社の指示によりどんな業務でも行わなければならない。
また、厳密な意味で言えば、主査には指導すべき社員がいても 部下はいない。
同様に 「課長」 はライン職であり、主査同様に課に属さない遊撃隊(スタッフ) の課長は 「担当課長」 と称した。
「部長」 vs 「担当部長」 と同様である。 部隊長ではないが、少将というところだろうか。
このように上下関係の無いハズの組織であったが、なぜか主査は偉そうにしている者が多かったようだ。