政府・厚労省の発表では心臓病で死ぬ者が増えたというが、それは統計の取り方が原因だろう。
半世紀前であれば老衰で片付けられていた出来事が、何故か知らないが厚労省の指導で「老衰ではなく、病名を付ける」ようになった。また、以前は街角の医院が自宅訪問して死亡診断されていたのが、救急車で搬送された総合病院で死亡診断されるのであるから、何かしらの尤もらしい病名は付けられるだろう。
また、病院で診察に使う検査機器も進化し、診察科目が分業化しているのだから、偶々遭遇した医師によって死因の判定に偏りがおこるのではないだろうか...と思う。
年間10万人死亡、心臓発作は丈夫で元気な人にも襲い掛かる│NEWSポストセブン
突然死てはなく、持病の有る人は従前からの医師が死因判定する事になるのだろう。
何と言っても平均寿命が伸びているのだから、以前ならば還暦を祝えれば長生きとして赤いチャンチャンコを着られたのが、今では70歳まで働く事を求められる時代になっている。心臓だって疲れるだろう。
要するに、「心臓病での死因が増えたのでは無く他の病気が原因であるにも関わらず、緊急搬送される場合の死因としては心不全的な死亡診断がなされる」ということだ。厳密に考えれば、本来の死因は「呼吸できない」or「心臓が動かない」の何れかだろう。
脳が云々といったところて、「脳が働かなくなった結果として、心臓や肺を司る神経...」ということだろう。
俺の場合、呼吸器内科の医者は「迷わず、間質性肺炎と書いてやる」と言うが、糖尿病内科医は何と言うか

昔は「血液の癌」ともいわれる「白血病」程度しか認知されていなかったが、最近では色々な癌の名前がある。
「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」の09/20【身近な病名の由来は?】は「病名成立の過程を調べると、日本人が病気と闘ってきた歴史が見えてきた!」とのタイトルであった。江戸時代以前の日本の医学で中風・中気などと呼ばれ現在では脳血管障害の後遺症(偏風)は、「脳に起因する病気」とは考えられていなかったとの内容である。当時の解剖は処刑(断首)された罪人で行われていたため、頭部を解剖する事ができなかった。したがって、脳というものが存在する事を知らなかった。よって、脳が原因の疾患がある事に考えが及ばなかった...とのことだ。

最近では聞いたことも無い病名が増え、町の開業医では勉強する時間が無いのではないだろうか。とは言うものの、当人にとってみれば死因が何であろうと死ぬことには変わりない。死因究明よりも安らかに死にたいものだ。