今年の夏休みとやらは短かったと嘆く学童が多いそうだ。しかし夏季休業冬季休業とは、そもそも教師が自己鍛錬する為の休暇であって、生徒を休ませる事が目的ではないのだから泣くんじゃない。
仕事人の親にしたところで、「藪入り」に遊び歩こうという魂胆がロクなものではない。

武漢ウィルス騒動で外出禁止令が発出されたから、今年の夏休みは旅をする人達が少なかったらしい。
最近の旅と言えば、飛行機に新幹線、そして宿泊先は美味しい料理が出るホテルで温泉が定番らしい。
学生時代の俺の旅行は貧乏旅行だった。専らヒッチハイクとユースホステルを愛用していた。しかし、ユースホステルに泊まれるのは小銭の有る時で、普段は屋根付きのバス停で蚊に食われていた。尤も、旅行と言えば聞こえが良いが、アチコチの山歩きをする事が目的の中で、平地を移動する事を旅行と称していただけの事だ。そんな生活では、旅の行程の殆どは山小屋泊まりである。

そんな生活の慣れは社会人になっても治るものでなかった。
普段は夜な夜な飲んだくれる生活なのだが、いざ旅行となればリュックサックを背負わないとシックリしなかった。学生時代ほど時間が取れないので、均一周遊券で電車移動はするようになった。
しかし、寝台車を利用できる程の財力も無く、夜は急行列車がホテル代わりである。空いている列車なら座席で寝ることがでたが、連休時期ともなれば御同輩が多く座席の取り合いということになる。男性が相手ならば強面のほうが占有権を取るのだが、女性が相手では譲ることで良い顔をしたかった。
てなことで座席を譲った場合は、通路で横になるか、座席下の空間に潜り込むことにしていた。現代感覚では如何にも汚らしそうに思えるが、狭い座席で窮屈に寝るよりも、身体を伸ばして寝られるのてなかなか快適であった。

それでも、直に板の床に寝るのは辛いので、当時の海水浴で流行っていた「サーフライダー」なるエァマットを布団替わりにしていた。最近では「波乗りマット」「サーフマット」と呼ぶらしい。
「サーフライダー」という小洒落た呼び名は、今ではホテル等にもつけられているが、当時はそのエァマットの事と記憶している。
空気を抜けば小型化するが、入れれば立派なベットになるエァマットは、貧相な日本の避難施設で常備しても良かろうと思うのだが...
『キャンプで快眠』の近道はコイツ!5種の "極上エアマット" を集めてみました | CAMP HACK
そんな風体でも旅する時代があったが、今では感染予防とやらで外出すら儘にならない世の中だ。

今更海外旅行をする気は無いが、温泉の湯治に出かけるばかりも能がない。
「青春18キップ」は利用経験が無いが大いに関心がある。しかし今更「青春18キップ」を利用して行ってみたい地域も無い。
過去記事:旅の友-ウィスキー / 東北一週ヒッチハイク

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