古くから土葬等の埋葬方法であれば遺骨が残り、ピラミッド等でもDNAから遺骨の持ち主が判る。
しかし、最近の火葬された遺骨からではDNAは判るまい。
考えてみれば、歴史の中には遺骨の無い時代もあったようだ。チベットの葬儀は、塔葬・火葬鳥葬水葬土葬の5種類あるとのことだ。内で、鳥葬は遺骨は残らないだろう。水槽も似ているというべきだ。
一方、風葬はエジプトのミイラに近いのかも知れない。

色々な埋葬方法があろうとも根本は、死後も祈って(覚えていて)もらえるか、忘れ去られるか、ではないだろうか。京都にしろ鎌倉にしろ、古都は死者の祀り場所である。死後に埋葬された者が神になる。古今東西を問わず、墓と呼ぼうが神殿と呼ぼうが、昔は生きていた人たちだ。

子供もおらず、親族もいない俺の場合、COVID-19で死ねば、直葬されて御仕舞である。
死後に思い出してくれる人がいたとしても、数十年の間だけだ。それでも、集合墓地を訪ねる見知らぬ人がついでに手を合わせてくれるかもしれない。遠い未来に悪趣味な考古学者が墓地を暴いたとしてもDNAは判るまい。俺の存在履歴は無い。(今朝も目覚める)

自然葬
埋葬土葬)- 散骨宇宙葬・海洋葬)- 火葬火葬場・直葬)- 水葬- 鳥葬- 樹木葬- 風葬- 冷凍葬
歴史上の葬制
屈葬- 伸展葬- 抱石葬- 座葬- 盤状集積葬- ミイラ- 死蝋- 湿地遺体-

死んだ男の残したものは谷川俊太郎 作詞、武満徹 作曲 (歌詞) 林美智子