中国で奇妙な肺炎で死者が出ているとネットの一報を見てから、彼是1年が経つ。
2019年の暮れには殆ど報じられることの無かった事件は、年明けと共に世界中を駆け巡った。
しかし一事が万事、島国根性の日本は、そんな災厄が到来するハズが無いと思っていたのだろうか。
しかし、あっという間に感染者が増えるに従い、やっとマスクが無い事に気が付く不手際だ。
以降、是が非でも東京オリンピックを開催し一旗揚げたい症候群に強引に引きつられるまま、後手後手の無策のままに現在に至ってしまった。

退職の数年前にインフルエンザが流行し死者が出た事があった。あの頃の当社ではインフルエンザらしき気配の有る者は無条件に1週間は出社禁止で自宅謹慎する事が命じられた。
日本が過去に行ってきた感染対策は「隔離」であり、今回のCOVID-19対策である「三密を防ぐ」方法は「隔離」の変形である。それなのに、Go Toとやらの社会実験でオリンピックの人出対策を模索しようとしたのだろうか。発案者であろう政府寄りの誰かの思惑は、失敗に終わろうとしている。
数年前に日本が行った隔離対策を真似たと思われる台湾・シンガポールなどの諸外国ではCOVID-19感染の封じ込めに成功しているとのことだ。要するに、現状の混乱の元凶は、10月に行われた「IOCのオリンピック開催判定」に備えて、5月のGWに諸国封鎖を解除してしまったことである。

オリンピック開催したい症候群は、COVID-19で死ぬ人の数よりも、開催する事が大切なのだろうか。
自信満々の大日本帝国は中国だけではなくアメリカを世界を相手に戦争を始めた。そして、当時の軍部は現人神とされていた天皇が終戦する事を決めた事に従う姿勢で、敗戦となった。
今、方針も定まらないままにひたすら無為に走り続けている出来事について、当時の天皇のように方向転換を命令することができる立場の者はいない。現在では日本国のTOPである菅首相の思うがままだ。
日本国民は『明けない夜はない』と信じている人もいるが、明けない夜も有るかも知れない。

話題のはじめに戻ろう。
中国で奇妙な肺炎で死者が出ているとネットの一報を2019年の暮れに見てから、彼是1年が経つ。
この出来事を台湾では、2019年の秋には入手して対策を講じたという。日本政府も、マスコミが報じる以前には知っていたのかも知れない。知らなかったなら、それは日本政府の安心神話に萌しているのだろう。
いずれにしても、国民が政府の発表として知らされることは無く、マスコミのワイドショーが情報元だ。
この状態が日本の政治というものらしい。或る日、地球に月が落ちるとしても、日本国民が知る事は無い。
平穏な新年を迎えたいものである。

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